【完】ムラムラムラモヤモヤモヤ今日も秘書は止まらない

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「泣くくらい・・・お前のこと好きだったんじゃねーの？知らねーけど。」



「また、凄い・・・いい加減なことを。」



「いや、分かんねーけど・・・。
俺、好きでもない女散々抱いたけど、当然涙なんか出なかったぞ？」



「謎がもっと増えていきます・・・」



「・・・最後までして泣いてたのか？」



「最後まで・・・？」



「いや・・・そこは察しろよ。
俺、一応教師だから・・・そこは言わせんなよ。」



私は、少し考え・・・



「たぶん、最後までしました。」



「たぶんって何だよ？」



「たぶんは、たぶんで・・・」



「お前・・・そんな“勘”悪かった？」



「こういう系は、よく分かりかねます。」



「どんな口調だよ！」




吉岡先生が大笑いしながら、私を見て・・・




「最後まで、“いたした”？
その、泣いた男と。
最後まで・・・男と女のことを、最後まで“いたした”か？」