278 / 456
7
7-105
しおりを挟む
大学3年生が終わった 春休み
「“秘書”!今までありがとう!!!」
同じく大学生の“ワンコ”が、凄い泣きながら私に花束を渡してくれる。
それと、レストランのホールケーキの箱も。
「ありがとう!」
私も泣きながら、それを受け取る・・・。
みんなに拍手をされながら、このレストランでの最後のシフトの日が終わった・・・。
大学生活はあと1年あるけど、オーナーとは大学3年生までの約束となっていた。
4月の明日からは、違う所でのバイトが始まる・・・。
私は、最後にこのレストランを見渡し・・・
オープンキッチンを見る・・・。
誰もいないオープンキッチン。
もう、そこから私に笑い掛けてくれる人はいない・・・。
“シェフ”としてもお客様としても、勝也は1度もこのレストランに来ることはなかった・・・。
待っていた・・・。
ここでしか、会えないと思っていたから・・・。
何度も家に行こうと思ったけど、あんな終わり方になってしまった私達の時間に・・・
まだ続きがあるとは、思えなくて・・・。
また、笑顔で“別れ”の言葉を聞くのが怖くて・・・。
勝也の家には行けなかった・・・。
「“秘書”!今までありがとう!!!」
同じく大学生の“ワンコ”が、凄い泣きながら私に花束を渡してくれる。
それと、レストランのホールケーキの箱も。
「ありがとう!」
私も泣きながら、それを受け取る・・・。
みんなに拍手をされながら、このレストランでの最後のシフトの日が終わった・・・。
大学生活はあと1年あるけど、オーナーとは大学3年生までの約束となっていた。
4月の明日からは、違う所でのバイトが始まる・・・。
私は、最後にこのレストランを見渡し・・・
オープンキッチンを見る・・・。
誰もいないオープンキッチン。
もう、そこから私に笑い掛けてくれる人はいない・・・。
“シェフ”としてもお客様としても、勝也は1度もこのレストランに来ることはなかった・・・。
待っていた・・・。
ここでしか、会えないと思っていたから・・・。
何度も家に行こうと思ったけど、あんな終わり方になってしまった私達の時間に・・・
まだ続きがあるとは、思えなくて・・・。
また、笑顔で“別れ”の言葉を聞くのが怖くて・・・。
勝也の家には行けなかった・・・。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
17
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる