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「莉央・・・分かってたのか・・・。」
勝也が驚いた顔で、私を見ている。
「分かるよ・・・。
1年前に・・・あと2年って言われたから。
勝也と私の年齢と・・・樹里ちゃんの年齢考えれば、すぐに分かるよ。」
「凄いな・・・莉央は・・・。」
少し泣きそうになり、笑っている勝也を見ていたら・・・
「そういうことなら、協力したいな。
レストランでバイトでも“シェフ”なんだよね?
もっとお給料貰える所、紹介出来るかもしれない。」
「・・・ありがたいお話ですが。
僕は、専門学校にも行っていませんし調理師免許もありませんので。
他のレストランでは下積みからのスタートになるので、お給料はあまり貰えません。」
そう、だったんだ・・・。
だから勝也、またあのレストランでバイトを始めてたんだ・・・。
「そのレストランでは・・・それでも“シェフ”になれるのか・・・。
それ・・・レストラン、随分と思いきってるな。」
何て答えていいのか分からず、3人で微妙な空気になった。
その時、会社の扉から人が出て来て・・・
「美マネ!俺これから出るから、あとよろしくな!」
「社長・・・。はい、承知致しました。」
そして、社長がエレベーターを見て・・・
「エレベーター・・・“普通”じゃねーよな?」
と・・・。
そんな怖いことを言うから、隣に立っていた勝也の腕に少しだけしがみつく。
勝也が驚いた顔で、私を見ている。
「分かるよ・・・。
1年前に・・・あと2年って言われたから。
勝也と私の年齢と・・・樹里ちゃんの年齢考えれば、すぐに分かるよ。」
「凄いな・・・莉央は・・・。」
少し泣きそうになり、笑っている勝也を見ていたら・・・
「そういうことなら、協力したいな。
レストランでバイトでも“シェフ”なんだよね?
もっとお給料貰える所、紹介出来るかもしれない。」
「・・・ありがたいお話ですが。
僕は、専門学校にも行っていませんし調理師免許もありませんので。
他のレストランでは下積みからのスタートになるので、お給料はあまり貰えません。」
そう、だったんだ・・・。
だから勝也、またあのレストランでバイトを始めてたんだ・・・。
「そのレストランでは・・・それでも“シェフ”になれるのか・・・。
それ・・・レストラン、随分と思いきってるな。」
何て答えていいのか分からず、3人で微妙な空気になった。
その時、会社の扉から人が出て来て・・・
「美マネ!俺これから出るから、あとよろしくな!」
「社長・・・。はい、承知致しました。」
そして、社長がエレベーターを見て・・・
「エレベーター・・・“普通”じゃねーよな?」
と・・・。
そんな怖いことを言うから、隣に立っていた勝也の腕に少しだけしがみつく。
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