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「勝也、何か飲む?
水か・・・お茶か、水か、“牛肉”・・・。」
「水、2回出てきてるぞ?
あと・・・“牛肉”って、どうした?」
4年ぶりに会ったけど、莉央と話すのはやっぱり面白いし・・・凄い、可愛い・・・。
「だって・・・緊張してきちゃった。
勝也と会えるとは思わなかったし・・・私の部屋に来てくれたし・・・。」
結局“たぶん”お茶を選んでくれたようで、ピンクのコップに入ったお茶を俺に渡してくれた。
「誰か・・・ここ、入ったことある?」
「ないよ?」
当たり前のように答え、俺は笑いながらピンクのコップに入ったお茶を、一口飲んだ。
家で煮出したであろう、麦茶を・・・。
そして・・・
俺は、笑った・・・。
あまりに、薄すぎて・・・笑った・・・。
色も薄い茶色だし・・・。
人が作った物を飲めた感動よりも、そっちの方が面白くて笑った・・・。
水か・・・お茶か、水か、“牛肉”・・・。」
「水、2回出てきてるぞ?
あと・・・“牛肉”って、どうした?」
4年ぶりに会ったけど、莉央と話すのはやっぱり面白いし・・・凄い、可愛い・・・。
「だって・・・緊張してきちゃった。
勝也と会えるとは思わなかったし・・・私の部屋に来てくれたし・・・。」
結局“たぶん”お茶を選んでくれたようで、ピンクのコップに入ったお茶を俺に渡してくれた。
「誰か・・・ここ、入ったことある?」
「ないよ?」
当たり前のように答え、俺は笑いながらピンクのコップに入ったお茶を、一口飲んだ。
家で煮出したであろう、麦茶を・・・。
そして・・・
俺は、笑った・・・。
あまりに、薄すぎて・・・笑った・・・。
色も薄い茶色だし・・・。
人が作った物を飲めた感動よりも、そっちの方が面白くて笑った・・・。
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