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水曜日も社内の人からジロジロと見られた。
それは、恐らく一成が私と付き合っていることを言ったからだと思っているけど・・・
金曜日の今日の見られ方は、苦笑いを通り越していて・・・。
ジロジロというか、マジマジと見られる感じで。
そこまで見られると、少し笑えてしまって・・・。
化粧が成功したので、“伊藤が化粧してる”“髪型も違う”と思われているのかも。
少し笑った顔のまま、法務部の扉をゆっくりと開いた。
顔を下げ仕事をしていた法務部長が、少ししてから顔を上げ・・・
「入る前は、ノックして貰えますか?」
と、言ってきて・・・。
他部署の人はそうしているけれど、法務部のメンバーはノックの必要がない。
でも・・・昨日お休み中にそういうことになったらしい。
「おはようございます。
申し訳ありませんでした。
次からはノックしますね。」
そう言ってから、鞄を自分のデスクの上に置き、座った。
その時、既に出勤している数人の人達が私を見ているのに気付き、思い出した。
「水曜日は早退、木曜日はお休みをいただきありがとうございました。」
笑顔で伝えると、みんなが驚いた顔をして・・・
「伊藤・・・?」
と、法務部長が声を掛けてきたので、部長を振り向く。
部長がまた驚いた顔をしていて、ここ数日で部長が驚く顔をよく見ている気がする。
それに少し笑いながら、返事をしてメモとペンを持ち部長のデスクの前に立った。
それは、恐らく一成が私と付き合っていることを言ったからだと思っているけど・・・
金曜日の今日の見られ方は、苦笑いを通り越していて・・・。
ジロジロというか、マジマジと見られる感じで。
そこまで見られると、少し笑えてしまって・・・。
化粧が成功したので、“伊藤が化粧してる”“髪型も違う”と思われているのかも。
少し笑った顔のまま、法務部の扉をゆっくりと開いた。
顔を下げ仕事をしていた法務部長が、少ししてから顔を上げ・・・
「入る前は、ノックして貰えますか?」
と、言ってきて・・・。
他部署の人はそうしているけれど、法務部のメンバーはノックの必要がない。
でも・・・昨日お休み中にそういうことになったらしい。
「おはようございます。
申し訳ありませんでした。
次からはノックしますね。」
そう言ってから、鞄を自分のデスクの上に置き、座った。
その時、既に出勤している数人の人達が私を見ているのに気付き、思い出した。
「水曜日は早退、木曜日はお休みをいただきありがとうございました。」
笑顔で伝えると、みんなが驚いた顔をして・・・
「伊藤・・・?」
と、法務部長が声を掛けてきたので、部長を振り向く。
部長がまた驚いた顔をしていて、ここ数日で部長が驚く顔をよく見ている気がする。
それに少し笑いながら、返事をしてメモとペンを持ち部長のデスクの前に立った。
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