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「ご気分悪くなりましたら、おっしゃってくださいね。」
法務部長からの電話が来てすぐ、我が家の目の前に高級車がとまった・・・。
副社長の車に私が1人で乗っていて・・・運転手さんに話し掛けて貰った。
これから本社に行くことになったけど、どうなるのか・・・
一体、どうなるのか・・・
私の人生は・・・
どうなるのか・・・。
それに、もう私の人生だけじゃなくて・・・。
お腹に手を当てる。
この子の、人生にも影響されてしまうから。
一成から“俺の奥さん”と“俺のお母さん”と言われ、それを分かったうえで結婚するならと・・・そう思って承諾をした。
てっきり、無意識に“お母さん”と思っているのかと思っていた。
でも、一成は私のことを“お母さん”であると自分でもしっかり確認出来ていたようで・・・。
お腹に手を当てながらも、まだ悩む。
まだ、戸惑う・・・。
一成は、私に対して本当に“お母さん”を求めていた・・・。
もしかしたら、今後も他の女の子を選ばないかもしれない。
でも、でも・・・
この子の“お父さん”にはなれるのかな・・・。
私の“息子”にもなってしまった一成が、この子の“お父さん”になれるのかな・・・。
不安は尽きない。
ずっと、不安は尽きない。
私は変だからかもしれない・・・。
他の女の人は、妊娠して入籍も出来たら・・・もっと幸せを感じるのかな。
私は、変なことをしているような気がしてしまう。
私に、この子を授かることが許可されるような・・・そんな権利があったのか、不安になる。
震える手で、スマホを握り締める。
「一成・・・」
窓からの景色で、もうすぐ本社だと分かった。
一成は、もうプールに戻ったかもしれない。
続いていく一成の人生に・・・
私とこの子は・・・一成と一緒にいいのだろうか・・・。
不安は尽きない・・・。
不安は尽きない・・・。
一成、“お母さん”とこんなことしたらダメだよ・・・。
そして、“お母さん”である私がこんなことしたら、もっとダメなんだよ・・・。
どうしよう・・・。
どうしよう・・・。
法務部長からの電話が来てすぐ、我が家の目の前に高級車がとまった・・・。
副社長の車に私が1人で乗っていて・・・運転手さんに話し掛けて貰った。
これから本社に行くことになったけど、どうなるのか・・・
一体、どうなるのか・・・
私の人生は・・・
どうなるのか・・・。
それに、もう私の人生だけじゃなくて・・・。
お腹に手を当てる。
この子の、人生にも影響されてしまうから。
一成から“俺の奥さん”と“俺のお母さん”と言われ、それを分かったうえで結婚するならと・・・そう思って承諾をした。
てっきり、無意識に“お母さん”と思っているのかと思っていた。
でも、一成は私のことを“お母さん”であると自分でもしっかり確認出来ていたようで・・・。
お腹に手を当てながらも、まだ悩む。
まだ、戸惑う・・・。
一成は、私に対して本当に“お母さん”を求めていた・・・。
もしかしたら、今後も他の女の子を選ばないかもしれない。
でも、でも・・・
この子の“お父さん”にはなれるのかな・・・。
私の“息子”にもなってしまった一成が、この子の“お父さん”になれるのかな・・・。
不安は尽きない。
ずっと、不安は尽きない。
私は変だからかもしれない・・・。
他の女の人は、妊娠して入籍も出来たら・・・もっと幸せを感じるのかな。
私は、変なことをしているような気がしてしまう。
私に、この子を授かることが許可されるような・・・そんな権利があったのか、不安になる。
震える手で、スマホを握り締める。
「一成・・・」
窓からの景色で、もうすぐ本社だと分かった。
一成は、もうプールに戻ったかもしれない。
続いていく一成の人生に・・・
私とこの子は・・・一成と一緒にいいのだろうか・・・。
不安は尽きない・・・。
不安は尽きない・・・。
一成、“お母さん”とこんなことしたらダメだよ・・・。
そして、“お母さん”である私がこんなことしたら、もっとダメなんだよ・・・。
どうしよう・・・。
どうしよう・・・。
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