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振り向くと、一成が嬉しそうに・・・でも心配そうな顔をしながら私の所に来た。
「瑠美のこと本社で見掛けたって、今ラーメンの人から聞いたんだよね!
体調、大丈夫?」
「うん、気持ち悪いけど・・・。
病気ではないって分かって、それもあるかも。
帰りは副社長の車って言ってくれたけど、電車で帰るよ。」
「ねぇ、一成君、本当にこんなオバサンでいいの?」
秘書課の若い女の子が、不満そうな顔と声で一成に聞いた。
一成は・・・なんというか、キョトンとした顔で女の子を見て・・・
「オバサンって?」
「この人、“伊藤”だっけ?」
「今日入籍したから、“中田”になってるよ?
婚姻届出した時に他の手続きもしてきたし。
あ・・・銀行とか、瑠美免許も持ってるからそういうのもあるか!
住所そろそろ変わるし、その時じゃダメなのかな?」
「・・・何が良かったの?
この人、何が良かったの?」
「瑠美のこと本社で見掛けたって、今ラーメンの人から聞いたんだよね!
体調、大丈夫?」
「うん、気持ち悪いけど・・・。
病気ではないって分かって、それもあるかも。
帰りは副社長の車って言ってくれたけど、電車で帰るよ。」
「ねぇ、一成君、本当にこんなオバサンでいいの?」
秘書課の若い女の子が、不満そうな顔と声で一成に聞いた。
一成は・・・なんというか、キョトンとした顔で女の子を見て・・・
「オバサンって?」
「この人、“伊藤”だっけ?」
「今日入籍したから、“中田”になってるよ?
婚姻届出した時に他の手続きもしてきたし。
あ・・・銀行とか、瑠美免許も持ってるからそういうのもあるか!
住所そろそろ変わるし、その時じゃダメなのかな?」
「・・・何が良かったの?
この人、何が良かったの?」
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