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それから、夏休みが始まると同時に・・・
俺は・・・俺達家族は、引っ越した。
都会に、お父さんの職場が近い所に。
じいちゃんが建ててくれた家から・・・。
でも、そこにはオバサンとばあちゃんが住むことになったから、じいちゃんは嬉しいと思う。
そう思うことにして、俺はこの都会の家・・・
同じ外観の家が3軒並んでいて、その真ん中の家、ここに引っ越してきた。
狭いし、庭もないし、俺は不満しかなかった。
裸足で歩いていると危ない物が落ちているし、空気も悪いし、自然もないし、身体を動かす場所もない。
「一成、食べないの?」
「全然お腹空かない。」
白米と大量の肉、少しの野菜がのった丼を見て・・・食べられなかった。
お腹が全然空かない。
あんなにお腹が空いていたのに、全然空かなかった。
「夏バテかな?
明日の一成の誕生日は、トンカツ買ってくるよ。」
「本当!?」
それには、喜んだ。
前の家の地域、その店にはトンカツというのが売っていなかった。
お母さんは大雑把なタイプなので、ああいう工程の多い料理はしない。
だから、こっちに引っ越して良かったのは、トンカツという物に出会えたことだった。
俺は・・・俺達家族は、引っ越した。
都会に、お父さんの職場が近い所に。
じいちゃんが建ててくれた家から・・・。
でも、そこにはオバサンとばあちゃんが住むことになったから、じいちゃんは嬉しいと思う。
そう思うことにして、俺はこの都会の家・・・
同じ外観の家が3軒並んでいて、その真ん中の家、ここに引っ越してきた。
狭いし、庭もないし、俺は不満しかなかった。
裸足で歩いていると危ない物が落ちているし、空気も悪いし、自然もないし、身体を動かす場所もない。
「一成、食べないの?」
「全然お腹空かない。」
白米と大量の肉、少しの野菜がのった丼を見て・・・食べられなかった。
お腹が全然空かない。
あんなにお腹が空いていたのに、全然空かなかった。
「夏バテかな?
明日の一成の誕生日は、トンカツ買ってくるよ。」
「本当!?」
それには、喜んだ。
前の家の地域、その店にはトンカツというのが売っていなかった。
お母さんは大雑把なタイプなので、ああいう工程の多い料理はしない。
だから、こっちに引っ越して良かったのは、トンカツという物に出会えたことだった。
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