246 / 275
11
11-84
しおりを挟む
「風・・・ですか?」
「アイツがそう言ってた。
俺の“目”であるアイツが。」
副社長が笑いながら、天井を見上げた。
「“経営の女神”、呼ぶか・・・。」
「経営の女神ですか?」
「児玉総合クリエーション、あそこにお願いするか・・・。
うちの経営企画は、まだ弱い。」
副社長が1人で話した後、天井からまた俺に視線を移した。
「お前の“土台”、何だ?」
「“土台”ですか?」
「お前の1番下、お前の1番大切な元になる部分、何だ?誰かいるか?」
そう聞かれ、よく分からないので悩む・・・。
「女か?好きな女いるか?」
「いますけど・・・その人は土台というか・・・。
俺の目指す先というか・・・。」
瑠美は、俺の目指す先で・・・
“土台”という表現ではないのは分かる。
「まだ18だしな。
そういうのはなくてもそこまで行けるなら・・・」
副社長が言葉を切った後、俺を不思議そうな顔でジッと見た。
「・・・なんだろうな、でも何かあるだろ。
人かどうかも・・・何か分かりにくいな。
お前もアスリートだからな。
うちも数人のアスリートのスポンサーになっているが、アスリートは・・・変わってる人が多いからな。」
「そうですか?」
「性格とかそういうことじゃなくて、世界で闘うとなると・・・普通だったら闘えないだろ。
怖くて、普通だったら闘えない。
でも、闘えるんだよ・・・そういう人が世界に行ける。
恐怖を感じないのか、恐怖も力に変えるのか、俺には分からないが・・・。」
「アイツがそう言ってた。
俺の“目”であるアイツが。」
副社長が笑いながら、天井を見上げた。
「“経営の女神”、呼ぶか・・・。」
「経営の女神ですか?」
「児玉総合クリエーション、あそこにお願いするか・・・。
うちの経営企画は、まだ弱い。」
副社長が1人で話した後、天井からまた俺に視線を移した。
「お前の“土台”、何だ?」
「“土台”ですか?」
「お前の1番下、お前の1番大切な元になる部分、何だ?誰かいるか?」
そう聞かれ、よく分からないので悩む・・・。
「女か?好きな女いるか?」
「いますけど・・・その人は土台というか・・・。
俺の目指す先というか・・・。」
瑠美は、俺の目指す先で・・・
“土台”という表現ではないのは分かる。
「まだ18だしな。
そういうのはなくてもそこまで行けるなら・・・」
副社長が言葉を切った後、俺を不思議そうな顔でジッと見た。
「・・・なんだろうな、でも何かあるだろ。
人かどうかも・・・何か分かりにくいな。
お前もアスリートだからな。
うちも数人のアスリートのスポンサーになっているが、アスリートは・・・変わってる人が多いからな。」
「そうですか?」
「性格とかそういうことじゃなくて、世界で闘うとなると・・・普通だったら闘えないだろ。
怖くて、普通だったら闘えない。
でも、闘えるんだよ・・・そういう人が世界に行ける。
恐怖を感じないのか、恐怖も力に変えるのか、俺には分からないが・・・。」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
110
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる