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瑠美が考えて作ってくれていた料理を、今日もお母さんが量を多めにして出してくれる。
それと・・・
「一成、牛乳飲んでみよう?」
牛乳も一口だけコップに入れてくれている。
「うん・・・」
そう返事をして、震える手で牛乳の入ったコップを持ち・・・口をつける。
コップに、口をつける・・・。
でも、どうしても飲めなかった・・・。
どうしても、飲めない・・・。
俺は、生きたい・・・。
俺は生きたいから・・・。
生きて、瑠美に追い付いて・・・
瑠美に“俺のお母さん”になってもらいたいから・・・。
追い付きたいと思えば思うほど、怖くなった・・・。
死んでしまうかもしれないのが、怖くなった・・・。
瑠美が引っ越してしまった・・・。
間に合わないかもしれない・・・。
俺が死んでしまうその瞬間、
瑠美は間に合わないかもしれない・・・。
それにまた、声が出なくて・・・
声が出なくて・・・
瑠美を呼べないかもしれない・・・。
瑠美・・・
なんで、引っ越したんだよ・・・。
“追い付けそうで追い付けない”・・・
瑠美はいつも、そうだから・・・
だから、必死になって追い続ける・・・。
でも、死んだら追い付けない・・・
俺は、生きたい・・・
俺は、生きたい・・・
生きて、瑠美に会いたい・・・。
会いたい・・・
会いたい・・・
瑠美・・・。
それと・・・
「一成、牛乳飲んでみよう?」
牛乳も一口だけコップに入れてくれている。
「うん・・・」
そう返事をして、震える手で牛乳の入ったコップを持ち・・・口をつける。
コップに、口をつける・・・。
でも、どうしても飲めなかった・・・。
どうしても、飲めない・・・。
俺は、生きたい・・・。
俺は生きたいから・・・。
生きて、瑠美に追い付いて・・・
瑠美に“俺のお母さん”になってもらいたいから・・・。
追い付きたいと思えば思うほど、怖くなった・・・。
死んでしまうかもしれないのが、怖くなった・・・。
瑠美が引っ越してしまった・・・。
間に合わないかもしれない・・・。
俺が死んでしまうその瞬間、
瑠美は間に合わないかもしれない・・・。
それにまた、声が出なくて・・・
声が出なくて・・・
瑠美を呼べないかもしれない・・・。
瑠美・・・
なんで、引っ越したんだよ・・・。
“追い付けそうで追い付けない”・・・
瑠美はいつも、そうだから・・・
だから、必死になって追い続ける・・・。
でも、死んだら追い付けない・・・
俺は、生きたい・・・
俺は、生きたい・・・
生きて、瑠美に会いたい・・・。
会いたい・・・
会いたい・・・
瑠美・・・。
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