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洗面所の扉から顔を出すと、ニャンが半袖とスウェットのズボン姿で帰って来た所だった。
ジャラジャラと音を鳴らして片手をポケットに入れ、ヒョコッと顔を出している私の顔を見て凄く嬉しそうに笑った。
「お帰りなさい、お邪魔してます。」
「ただいま。
こっちの家にカヤがいるのヤバ過ぎる。」
そんなことを言って廊下を歩いてきて、洗面所の扉の所に立つ私を力強く抱き締めてきた。
「カヤのその顔、すげー好き・・・。」
「うん、今お化粧直ししたから。」
複雑な気持ちにもなりながらニャンの背中に私も両手を少しだけ回した。
「ニャン、ご飯食べた?
少し作っておこうかと思って食材とか買ってきたけど。」
「食べてない、昨日の夜から隣でずっと籠って絵描いてたから何も食べてない。
カヤが作ったご飯食べられるのか、なんだよそれ・・・。
俺死ぬのかな?」
「死ぬほど不味い料理ではないから!!」
私が笑うとニャンがもっともっと強く抱き締めてきた。
「カヤがこっちに入ったのに気付けて良かった。
いつもは聞こえないはずなのに、この家の扉が開いて閉まった音がよく聞こえてきたから。」
「そんなにバタンッて閉めてないけど。
邪魔しちゃった?」
「邪魔どころか・・・」
ニャンが呟きながら私のお腹に下半身を擦り付けてきた。
最初からずっとそうなっている状態の下半身を・・・。
「ここ、どうしたの?」
「昨日のカヤとのセックスが何回も出て来て・・・。」
苦しそうな顔をしながら私のことを見下ろしてきた。
「先にカヤのこと食べていい?」
.
ジャラジャラと音を鳴らして片手をポケットに入れ、ヒョコッと顔を出している私の顔を見て凄く嬉しそうに笑った。
「お帰りなさい、お邪魔してます。」
「ただいま。
こっちの家にカヤがいるのヤバ過ぎる。」
そんなことを言って廊下を歩いてきて、洗面所の扉の所に立つ私を力強く抱き締めてきた。
「カヤのその顔、すげー好き・・・。」
「うん、今お化粧直ししたから。」
複雑な気持ちにもなりながらニャンの背中に私も両手を少しだけ回した。
「ニャン、ご飯食べた?
少し作っておこうかと思って食材とか買ってきたけど。」
「食べてない、昨日の夜から隣でずっと籠って絵描いてたから何も食べてない。
カヤが作ったご飯食べられるのか、なんだよそれ・・・。
俺死ぬのかな?」
「死ぬほど不味い料理ではないから!!」
私が笑うとニャンがもっともっと強く抱き締めてきた。
「カヤがこっちに入ったのに気付けて良かった。
いつもは聞こえないはずなのに、この家の扉が開いて閉まった音がよく聞こえてきたから。」
「そんなにバタンッて閉めてないけど。
邪魔しちゃった?」
「邪魔どころか・・・」
ニャンが呟きながら私のお腹に下半身を擦り付けてきた。
最初からずっとそうなっている状態の下半身を・・・。
「ここ、どうしたの?」
「昨日のカヤとのセックスが何回も出て来て・・・。」
苦しそうな顔をしながら私のことを見下ろしてきた。
「先にカヤのこと食べていい?」
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