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夏夜side.......
バタン─────...と、玄関の扉が閉まった音がやけに響いてきた。
俺は1ミリもベッドの上から動けないままその音を聞いていた。
カヤがこの家からいなくなって長い時間、俺は暗闇の中でボーッとしていた。
すっかり萎えた下半身もそのままに、右手で握り締めていたコンドームもそのままに、長い時間ボーッとしていた。
「明日、また・・・。」
カヤに、“明日、またね。”と言って貰えた。
だからカヤは明日も来てくれる。
「どんな明日なんだろう・・・。」
カヤと俺にはどんな明日があるんだろう・・・。
「また会えるならそれでいいか・・・。」
.
バタン─────...と、玄関の扉が閉まった音がやけに響いてきた。
俺は1ミリもベッドの上から動けないままその音を聞いていた。
カヤがこの家からいなくなって長い時間、俺は暗闇の中でボーッとしていた。
すっかり萎えた下半身もそのままに、右手で握り締めていたコンドームもそのままに、長い時間ボーッとしていた。
「明日、また・・・。」
カヤに、“明日、またね。”と言って貰えた。
だからカヤは明日も来てくれる。
「どんな明日なんだろう・・・。」
カヤと俺にはどんな明日があるんだろう・・・。
「また会えるならそれでいいか・・・。」
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