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俺の悩みに龍二さんは笑うこともなく真剣な顔のまま俺を見詰め返してくる。
「分かる、俺もめちゃくちゃ辛かった。」
「龍二さんも?」
「俺の相手、妹だからな?
高校の時なんて無限の性欲なのにその相手が毎日毎日家にいてみろよ。
うちは母親がいなかったから親父は仕事でいねーし、兄貴が大学に入って一人暮らしを初めてからは2人で家にいるのがマジで無理だった。」
「それはしんどそうですね。」
「でも、お前はもうその天使と会ってねーんだろ?」
「そうですね、もう二度と会えないんだと思います。
俺も画家になれましたし。」
あのステンドグラスの世界の中だけ、そしてこの校舎の中でだけ、“あの頃”のカヤと会えるのだと思っている。
それ以外の外の世界ではカヤに会うことは出来ない。
だって、会うことなんて叶わなかった・・・。
「俺は女の子としてあの子を好きになってしまったので、もう二度と会えないんだと思います。
あの子は本当に天使だったんですよね、本物の。」
「いくら好きな女だからってそれは大袈裟だろ!!」
「いえ、本当に。
神社の娘なんですよね。
“普通”ではないモノが見えている子でした。」
美術室の中で俺のタイプど真ん中の顔で俺に笑い掛け続けるカヤを見詰める。
この姿だけを見ていたいと思いながら・・・。
毎晩のように現れる“夏の夜”のカヤの姿は見たくないと思いながら・・・。
「やりまくればいいだろ。」
龍二さんの声が美術室の中でやけに響いた。
「分かる、俺もめちゃくちゃ辛かった。」
「龍二さんも?」
「俺の相手、妹だからな?
高校の時なんて無限の性欲なのにその相手が毎日毎日家にいてみろよ。
うちは母親がいなかったから親父は仕事でいねーし、兄貴が大学に入って一人暮らしを初めてからは2人で家にいるのがマジで無理だった。」
「それはしんどそうですね。」
「でも、お前はもうその天使と会ってねーんだろ?」
「そうですね、もう二度と会えないんだと思います。
俺も画家になれましたし。」
あのステンドグラスの世界の中だけ、そしてこの校舎の中でだけ、“あの頃”のカヤと会えるのだと思っている。
それ以外の外の世界ではカヤに会うことは出来ない。
だって、会うことなんて叶わなかった・・・。
「俺は女の子としてあの子を好きになってしまったので、もう二度と会えないんだと思います。
あの子は本当に天使だったんですよね、本物の。」
「いくら好きな女だからってそれは大袈裟だろ!!」
「いえ、本当に。
神社の娘なんですよね。
“普通”ではないモノが見えている子でした。」
美術室の中で俺のタイプど真ん中の顔で俺に笑い掛け続けるカヤを見詰める。
この姿だけを見ていたいと思いながら・・・。
毎晩のように現れる“夏の夜”のカヤの姿は見たくないと思いながら・・・。
「やりまくればいいだろ。」
龍二さんの声が美術室の中でやけに響いた。
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