142 / 193
10
10-16
しおりを挟む
父さんが名刺を1枚俺に渡そうとしてきて、俺はその名刺を見ることなく答えた。
「自分でやるから必要ない。」
「自分で出来るだろうけど、そんなことをしてる時間があるならデートでもセックスでもしてろよ!!」
父さんがそう言って壁にいるカヤを指差してきた。
「お前の天使と!!」
今日もそんなことを言われ俺は笑いながら名刺を受け取る。
「連絡しておくからさっさと“ゆきのうえ商店街”に帰れよ!!」
「久しぶりに会った父親にそんなこと言うなよ、悲しいだろ!!」
父さんから受け取った名刺を見下ろしながら、俺は小さく口を開いた。
「“ゆきのうえ商店街”の近くにさ、小さな神社があるだろ・・・?」
「あるな、よくお世話になってる。」
「お世話にって・・・?」
俺が顔を上げると父さんが嬉しそうな顔をして俺を見詰めてきた。
「お母さんが一夜を妊娠した時も夏夜を妊娠した時も、俺は毎日毎日お参りに行ってた。
守りたいと思ったモノを守れる男にるように、幸せにしたいと思ったモノを幸せに出来る男になるように。」
父さんからの懐かしいそんな言葉を聞いた。
「俺、ちゃんと覚悟を決めたつもりだったけど足りなかったなかもな・・・。
まだ大学生だったし、あのくらいの覚悟じゃ足りたなかったか・・・。」
コンドームも付けずにカヤとセックスをした。
本当に、本当のセックスを。
でも、それは俺が画家になる為だけのセックスで終わってしまった。
カヤとの“明日”もカヤと幸せになりたいという気持ちも何も叶わなかった。
「あの神社は願い事をよく叶えてくれるって“ゆきのうえ商店街”では有名なんだよ。」
そんな話を久しぶりに聞き、俺は父さんの顔を見詰めながら聞いた。
「あの神社に娘がいるよな?
その子と会ったり話したりしてる?」
「正月には毎年話してるし、この前もデートをしてる時に商店街で会ったから話した。」
「自分でやるから必要ない。」
「自分で出来るだろうけど、そんなことをしてる時間があるならデートでもセックスでもしてろよ!!」
父さんがそう言って壁にいるカヤを指差してきた。
「お前の天使と!!」
今日もそんなことを言われ俺は笑いながら名刺を受け取る。
「連絡しておくからさっさと“ゆきのうえ商店街”に帰れよ!!」
「久しぶりに会った父親にそんなこと言うなよ、悲しいだろ!!」
父さんから受け取った名刺を見下ろしながら、俺は小さく口を開いた。
「“ゆきのうえ商店街”の近くにさ、小さな神社があるだろ・・・?」
「あるな、よくお世話になってる。」
「お世話にって・・・?」
俺が顔を上げると父さんが嬉しそうな顔をして俺を見詰めてきた。
「お母さんが一夜を妊娠した時も夏夜を妊娠した時も、俺は毎日毎日お参りに行ってた。
守りたいと思ったモノを守れる男にるように、幸せにしたいと思ったモノを幸せに出来る男になるように。」
父さんからの懐かしいそんな言葉を聞いた。
「俺、ちゃんと覚悟を決めたつもりだったけど足りなかったなかもな・・・。
まだ大学生だったし、あのくらいの覚悟じゃ足りたなかったか・・・。」
コンドームも付けずにカヤとセックスをした。
本当に、本当のセックスを。
でも、それは俺が画家になる為だけのセックスで終わってしまった。
カヤとの“明日”もカヤと幸せになりたいという気持ちも何も叶わなかった。
「あの神社は願い事をよく叶えてくれるって“ゆきのうえ商店街”では有名なんだよ。」
そんな話を久しぶりに聞き、俺は父さんの顔を見詰めながら聞いた。
「あの神社に娘がいるよな?
その子と会ったり話したりしてる?」
「正月には毎年話してるし、この前もデートをしてる時に商店街で会ったから話した。」
0
あなたにおすすめの小説
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる