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ステンドグラスの世界の中、綺麗な大人の女性になったカヤがその綺麗な目から涙を流す。
「私の顔以外は見てないの・・・?」
そんなことを言いながら流れる涙は色とりどりの光りで輝いた。
その涙さえも綺麗だと思いながらカヤを見詰める。
「見てない。
だからカヤも俺の顔なんて見なければいい。
俺は何とも思わない。
もう大人だし、俺カヤにどう思われてても何とも思わない。」
そう言って、カヤの腕を掴む手にまた力を込める。
何とも思わない。
カヤが“天使”ではなく“悪魔”であっても。
俺を目の前にして“ニャン”どころか“朝”を見ていても。
俺だってカヤの顔が好きなだけだから。
きっとそれだけだから。
カヤがどんな姿だったとしても、本当は何を思っていたのだとしても、俺は今のカヤと一緒にいたいと強く思う。
過去のカヤではなく、俺は今のカヤを選ぶ。
そう深く強く思い、今のカヤに掴まれている心臓が深く強く震えた。
「真っ暗にしておくから。
朝が来ても俺の顔なんて見えないように、ちゃんとカーテンは閉めておくから。」
俺だと思わなければいい。
カヤと一緒にいるのは俺だと思わなければいい。
そう思った。
本当にそう思っていた。
なのに・・・
「朝・・・。」
ステンドグラスの光りで輝く今のカヤの口から“朝”という名前が出てきた。
それで・・・
それだけで・・・
今のカヤから掴まれている心臓が潰されそうになるくらいに掴まれた。
そして俺が掴むカヤの腕はどんどん冷たくなってきて、それは凍ってしまうくらいに冷たくて、思わずカヤの腕から手を離したくなった。
「ニャン・・・っ朝のことなんだけど・・・」
カヤが必死な顔をして“朝”の話をしようとしてくる。
「そんな話別にしなくていい。」
「でも・・・」
「いいから・・・!!!
俺には関係ないから話さなくていい!!
聞く必要もない!!!
聞きたくもない!!!」
咄嗟に怒鳴り冷たすぎるカヤのから手を離し、その手をまたポケットに入れた。
今のカヤの顔が好きなだけなのに。
本当にそう思っているのに。
きっと、本当にそう思っているはずなのに。
なのに、カヤの口から“朝”の話は聞きたくなかった。
どうしても聞きたくないと思ってしまった。
分かっている・・・。
本当はちゃんと分かっている・・・。
俺はカヤのことが好きで・・・。
こんなにもカヤのことが好きで・・・。
好きで好きで大好きで・・・。
過去のカヤも今のカヤも、きっと未来のカヤのことも大好きで・・・。
「俺が代わりになるから・・・。
ネコでも何でも、俺が代わりになるから・・・。
どんなカヤでも俺は今のカヤを選ぶから、だからいなくならないで欲しい・・・。」
カヤの瞳が揺れ、溜まっている涙がキラキラと輝いている。
宝石のようにキラキラと輝いているこの瞳は俺のことを見ていない。
それは分かっている。
それは分かっているから・・・。
「俺が画家として絵を描いていける為に、俺は何にだってなる。
カヤが望むモノに俺は何だってなるから。」
絵を描く仕事をするという“カヤ”との約束を守る為。
そして俺と一緒にいるカヤが少しだけでも幸せになるように。
守りたいモノを守り、幸せにしたいと思うモノを幸せに出来る男になりたいと思っていた。
深く深く深く、強く強く強く、カヤから掴まれている魂からそう思っていた。
夏夜side........
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ステンドグラスの世界の中、綺麗な大人の女性になったカヤがその綺麗な目から涙を流す。
「私の顔以外は見てないの・・・?」
そんなことを言いながら流れる涙は色とりどりの光りで輝いた。
その涙さえも綺麗だと思いながらカヤを見詰める。
「見てない。
だからカヤも俺の顔なんて見なければいい。
俺は何とも思わない。
もう大人だし、俺カヤにどう思われてても何とも思わない。」
そう言って、カヤの腕を掴む手にまた力を込める。
何とも思わない。
カヤが“天使”ではなく“悪魔”であっても。
俺を目の前にして“ニャン”どころか“朝”を見ていても。
俺だってカヤの顔が好きなだけだから。
きっとそれだけだから。
カヤがどんな姿だったとしても、本当は何を思っていたのだとしても、俺は今のカヤと一緒にいたいと強く思う。
過去のカヤではなく、俺は今のカヤを選ぶ。
そう深く強く思い、今のカヤに掴まれている心臓が深く強く震えた。
「真っ暗にしておくから。
朝が来ても俺の顔なんて見えないように、ちゃんとカーテンは閉めておくから。」
俺だと思わなければいい。
カヤと一緒にいるのは俺だと思わなければいい。
そう思った。
本当にそう思っていた。
なのに・・・
「朝・・・。」
ステンドグラスの光りで輝く今のカヤの口から“朝”という名前が出てきた。
それで・・・
それだけで・・・
今のカヤから掴まれている心臓が潰されそうになるくらいに掴まれた。
そして俺が掴むカヤの腕はどんどん冷たくなってきて、それは凍ってしまうくらいに冷たくて、思わずカヤの腕から手を離したくなった。
「ニャン・・・っ朝のことなんだけど・・・」
カヤが必死な顔をして“朝”の話をしようとしてくる。
「そんな話別にしなくていい。」
「でも・・・」
「いいから・・・!!!
俺には関係ないから話さなくていい!!
聞く必要もない!!!
聞きたくもない!!!」
咄嗟に怒鳴り冷たすぎるカヤのから手を離し、その手をまたポケットに入れた。
今のカヤの顔が好きなだけなのに。
本当にそう思っているのに。
きっと、本当にそう思っているはずなのに。
なのに、カヤの口から“朝”の話は聞きたくなかった。
どうしても聞きたくないと思ってしまった。
分かっている・・・。
本当はちゃんと分かっている・・・。
俺はカヤのことが好きで・・・。
こんなにもカヤのことが好きで・・・。
好きで好きで大好きで・・・。
過去のカヤも今のカヤも、きっと未来のカヤのことも大好きで・・・。
「俺が代わりになるから・・・。
ネコでも何でも、俺が代わりになるから・・・。
どんなカヤでも俺は今のカヤを選ぶから、だからいなくならないで欲しい・・・。」
カヤの瞳が揺れ、溜まっている涙がキラキラと輝いている。
宝石のようにキラキラと輝いているこの瞳は俺のことを見ていない。
それは分かっている。
それは分かっているから・・・。
「俺が画家として絵を描いていける為に、俺は何にだってなる。
カヤが望むモノに俺は何だってなるから。」
絵を描く仕事をするという“カヤ”との約束を守る為。
そして俺と一緒にいるカヤが少しだけでも幸せになるように。
守りたいモノを守り、幸せにしたいと思うモノを幸せに出来る男になりたいと思っていた。
深く深く深く、強く強く強く、カヤから掴まれている魂からそう思っていた。
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