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お正月休み
「和、会社で楽しくやってる?」
わたしによく似た小さなお母さんが、おっとりとそう聞いてくる。
今年は雪があまり降らなかったようで、雪があまり積もっていない景色を窓から見る。
コタツに入りながらお正月番組を見て、お母さんが作ったお節料理を食べていく。
「うん、ちゃんと楽しい。
みんな良い人達が多くて。」
「あ!和、お父さんにも黒豆残しておいてね!お父さんの大好物なんだから!」
身長はそこまで大きくないけど、仕事柄ガッシリしているお父さんは甘い物が好きで。
「わたし、甘いの好きじゃないから、黒豆なんて食べないよ。」
「そうだよね!あ、お母さんと和なに飲む?」
「お母さんは温かい緑茶お願い。」
「わたしも~!」
2人の返事を聞き、お父さんが嬉しそうにキッチンへ行き準備をしてくれる。
「お父さん、何でもやってくれて良いよね。
社会人になって思うけどさ、お父さんの年代の人達って、家事とかやってくれる人は少なそう。」
「そうね、お父さんすごく優しいし・・・ね。」
「はい、ノロケね。」
「和は?良い人いないの?」
わたしは一瞬だけ、あの大きな人のことを思い出してしまい・・・
「いない。」
と答え・・・
黒豆にお箸を伸ばした。
「はい、緑茶だよ~」
緑茶を持ってきてくれたお父さんが、チラッとお節料理を見て・・・・
「あれ!!??黒豆は!!!??」
と、泣きそうな顔になって・・・
お母さんと2人で楽しく笑った。
久しぶりの我が家で、ゆっくりのんびりしたお正月休みとなった。
「和、会社で楽しくやってる?」
わたしによく似た小さなお母さんが、おっとりとそう聞いてくる。
今年は雪があまり降らなかったようで、雪があまり積もっていない景色を窓から見る。
コタツに入りながらお正月番組を見て、お母さんが作ったお節料理を食べていく。
「うん、ちゃんと楽しい。
みんな良い人達が多くて。」
「あ!和、お父さんにも黒豆残しておいてね!お父さんの大好物なんだから!」
身長はそこまで大きくないけど、仕事柄ガッシリしているお父さんは甘い物が好きで。
「わたし、甘いの好きじゃないから、黒豆なんて食べないよ。」
「そうだよね!あ、お母さんと和なに飲む?」
「お母さんは温かい緑茶お願い。」
「わたしも~!」
2人の返事を聞き、お父さんが嬉しそうにキッチンへ行き準備をしてくれる。
「お父さん、何でもやってくれて良いよね。
社会人になって思うけどさ、お父さんの年代の人達って、家事とかやってくれる人は少なそう。」
「そうね、お父さんすごく優しいし・・・ね。」
「はい、ノロケね。」
「和は?良い人いないの?」
わたしは一瞬だけ、あの大きな人のことを思い出してしまい・・・
「いない。」
と答え・・・
黒豆にお箸を伸ばした。
「はい、緑茶だよ~」
緑茶を持ってきてくれたお父さんが、チラッとお節料理を見て・・・・
「あれ!!??黒豆は!!!??」
と、泣きそうな顔になって・・・
お母さんと2人で楽しく笑った。
久しぶりの我が家で、ゆっくりのんびりしたお正月休みとなった。
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