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“緊張している”と聞き、少し心配していたけど・・・
大宴会になっているリビング・・・。
我が家とは全く関係のない近所の人達まで集まってきて、健吾さんは大勢に囲まれている。
その中・・・
大きな声で話し、大きな声で笑い・・・
我が家に、大きな風が吹く・・・。
キッチンで作業をし、お母さんと2人笑いながら眺める。
「凄く良い人ね、よかった。
そんなに立派な婚約指輪まで貰って。」
お母さんが、結構笑いながら言ってくる。
「うん・・・。凄く良い人。」
「和と合いそうな人で、お母さん安心した。」
「そうかな?サイズも全然違うし、仕事も・・・健吾さんは営業のトップだけど、わたしは普通の経理だし。」
「そういうことじゃなくて、そうじゃなくて、その・・・」
お母さんが少し気まずそうしている。
「和って、少し癖があるでしょ・・・?」
「癖?わたし、癖なんてある?」
「その・・・急に強くなるというか、イジめるというか・・・」
お母さんのそんな発言に、わたしは首を傾げる。
「そう?自分じゃ分かんない。」
「お母さんも、そうなのよ・・・」
わたしは驚き、お母さんを見る。
お母さんは恥ずかしそうに笑った。
「だから、健吾さん・・・“ああいう人”で良かったと思って。」
そんな、よく分からない話をされた。
大宴会になっているリビング・・・。
我が家とは全く関係のない近所の人達まで集まってきて、健吾さんは大勢に囲まれている。
その中・・・
大きな声で話し、大きな声で笑い・・・
我が家に、大きな風が吹く・・・。
キッチンで作業をし、お母さんと2人笑いながら眺める。
「凄く良い人ね、よかった。
そんなに立派な婚約指輪まで貰って。」
お母さんが、結構笑いながら言ってくる。
「うん・・・。凄く良い人。」
「和と合いそうな人で、お母さん安心した。」
「そうかな?サイズも全然違うし、仕事も・・・健吾さんは営業のトップだけど、わたしは普通の経理だし。」
「そういうことじゃなくて、そうじゃなくて、その・・・」
お母さんが少し気まずそうしている。
「和って、少し癖があるでしょ・・・?」
「癖?わたし、癖なんてある?」
「その・・・急に強くなるというか、イジめるというか・・・」
お母さんのそんな発言に、わたしは首を傾げる。
「そう?自分じゃ分かんない。」
「お母さんも、そうなのよ・・・」
わたしは驚き、お母さんを見る。
お母さんは恥ずかしそうに笑った。
「だから、健吾さん・・・“ああいう人”で良かったと思って。」
そんな、よく分からない話をされた。
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