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「本物の星って、プラネタリウムの星と全然違う?」
キラッキラのお肉を食べながら考え事をしていた時、弟さんから聞かれた。
「全然違いますね。
プラネタリウムの星の方が凄い大きくて輝いてますよ。
星だらけになっていますし。」
「・・・プラネタリウムの方がかよ!?
本物の星空の方が綺麗じゃねーの?」
弟さんにそう聞かれ、わたしは“お父さん”からの言葉を思い出す。
「本物の星空も綺麗ですし、プラネタリウムはプラネタリウムで綺麗だと思います。
プラネタリウムは偽物ではなく“別物”なので。
本物と偽物だけではなくて、“別物”は“別物”でわたしは大好きです。」
“パパ”も再婚をしたけど未だに定期的に会っている。
でも・・・大変なことに、“パパ”がわたしを見る顔よりも“お父さん”がわたしを見る顔の方が“愛している”という顔をしていることにすぐに気付いてしまった。
「わたしの父・・・喫茶店をやっている父は本当のお父さんじゃないんです。
小学校2年生の時に母に紹介をされて、小学校3年生の時に再婚をしました。」
「・・・マジか、完全に親子にしか見えなかった。」
「“本物の父”はあの“お父さん”だと思っているので。」
わたしは弟さんを見ながら言う。
「父親としては“お父さん”の方が“別物”だと思っていました。
わたしの“パパ”は血の繋がった“パパ”だけだと信じていたので。
でも・・・“別物”のはずだったお父さんが“本物のお父さん”になりました。」
「別物が、本物に・・・。」
「はい、“お父さん”はそういう人で。
でも“別物”になってしまった“パパ”のこともわたしは大好きです。」
わたしがそう言って笑うと弟さんが優しい顔で笑った。
「俺のかぞくも“別物”だな。
腹違いの弟と血の繋がらない兄貴、それに本物の母親以外に血の繋がらない母親までいたからな。
でも・・・“本物のかぞく”になったと思う。」
弟さんが嬉しそうな笑顔で笑ってわたしを見詰めそう言った。
だからわたしも弟さんに笑い返す。
そして、言った・・・。
「“本物の恋や愛”があれば、“別物”だったとしても“本物”になれると思います。」
わたしへのこの演技は“偽物”・・・。
でも、海神ちゃんへの演技はきっと違かったはず。
そこにちゃんと“本物の恋や愛”があったはず。
「頑張ってください、応援してます。」
海神ちゃんに嫉妬してしまっていた・・・。
弟さんから“偽物”ではなく“本物の恋や愛”を向けてもらっている海神ちゃんに、嫉妬してしまっていた・・・。
でも、わたしは足りている・・・。
お母さんとお父さん、そしてお父さんの方のおじいちゃんおばあちゃんからも愛を貰っている。
お金も時間も愛もわたしは足りている・・・。
だから、応援しようと思う・・・。
弟さんのことも海神ちゃんのことも好きだから・・・。
応援しようと思う・・・。
わたしは空の“星”だから・・・。
地上にいる弟さんには手が届かないから・・・。
そう思いながら笑い掛けていた時・・・
膝の上にのせていたわたしの両手に・・・
弟さんがゆっくりと手を伸ばし・・・
大きな温かい手でギュッと握ってきた・・・。
「頑張る。本物になれるように、頑張る。」
弟さんが“愛している”という顔で・・・
そんな顔で目の前にいるわたしを見ている・・・。
そんな顔をしながら、わたしの両手をギュッと握ってきて・・・
泣きそうになった・・・。
お金も時間も愛も足りているはずなのに、わたしは弟さんや海神ちゃんを思いやれない・・・優しく出来ない人種なのかもしれない・・・。
どうしても・・・
どうしても・・・
思ってしまう・・・。
考えてしまう・・・。
名前以外は普通なわたしなのに、願ってしまう・・・。
“わたしを愛して”と・・・
願ってしまう・・・。
“本物”の星にも“別物”の星にも、この際“偽物”の星にも・・・
願わずにはいられない・・・。
“わたしを愛してください”・・・。
.
キラッキラのお肉を食べながら考え事をしていた時、弟さんから聞かれた。
「全然違いますね。
プラネタリウムの星の方が凄い大きくて輝いてますよ。
星だらけになっていますし。」
「・・・プラネタリウムの方がかよ!?
本物の星空の方が綺麗じゃねーの?」
弟さんにそう聞かれ、わたしは“お父さん”からの言葉を思い出す。
「本物の星空も綺麗ですし、プラネタリウムはプラネタリウムで綺麗だと思います。
プラネタリウムは偽物ではなく“別物”なので。
本物と偽物だけではなくて、“別物”は“別物”でわたしは大好きです。」
“パパ”も再婚をしたけど未だに定期的に会っている。
でも・・・大変なことに、“パパ”がわたしを見る顔よりも“お父さん”がわたしを見る顔の方が“愛している”という顔をしていることにすぐに気付いてしまった。
「わたしの父・・・喫茶店をやっている父は本当のお父さんじゃないんです。
小学校2年生の時に母に紹介をされて、小学校3年生の時に再婚をしました。」
「・・・マジか、完全に親子にしか見えなかった。」
「“本物の父”はあの“お父さん”だと思っているので。」
わたしは弟さんを見ながら言う。
「父親としては“お父さん”の方が“別物”だと思っていました。
わたしの“パパ”は血の繋がった“パパ”だけだと信じていたので。
でも・・・“別物”のはずだったお父さんが“本物のお父さん”になりました。」
「別物が、本物に・・・。」
「はい、“お父さん”はそういう人で。
でも“別物”になってしまった“パパ”のこともわたしは大好きです。」
わたしがそう言って笑うと弟さんが優しい顔で笑った。
「俺のかぞくも“別物”だな。
腹違いの弟と血の繋がらない兄貴、それに本物の母親以外に血の繋がらない母親までいたからな。
でも・・・“本物のかぞく”になったと思う。」
弟さんが嬉しそうな笑顔で笑ってわたしを見詰めそう言った。
だからわたしも弟さんに笑い返す。
そして、言った・・・。
「“本物の恋や愛”があれば、“別物”だったとしても“本物”になれると思います。」
わたしへのこの演技は“偽物”・・・。
でも、海神ちゃんへの演技はきっと違かったはず。
そこにちゃんと“本物の恋や愛”があったはず。
「頑張ってください、応援してます。」
海神ちゃんに嫉妬してしまっていた・・・。
弟さんから“偽物”ではなく“本物の恋や愛”を向けてもらっている海神ちゃんに、嫉妬してしまっていた・・・。
でも、わたしは足りている・・・。
お母さんとお父さん、そしてお父さんの方のおじいちゃんおばあちゃんからも愛を貰っている。
お金も時間も愛もわたしは足りている・・・。
だから、応援しようと思う・・・。
弟さんのことも海神ちゃんのことも好きだから・・・。
応援しようと思う・・・。
わたしは空の“星”だから・・・。
地上にいる弟さんには手が届かないから・・・。
そう思いながら笑い掛けていた時・・・
膝の上にのせていたわたしの両手に・・・
弟さんがゆっくりと手を伸ばし・・・
大きな温かい手でギュッと握ってきた・・・。
「頑張る。本物になれるように、頑張る。」
弟さんが“愛している”という顔で・・・
そんな顔で目の前にいるわたしを見ている・・・。
そんな顔をしながら、わたしの両手をギュッと握ってきて・・・
泣きそうになった・・・。
お金も時間も愛も足りているはずなのに、わたしは弟さんや海神ちゃんを思いやれない・・・優しく出来ない人種なのかもしれない・・・。
どうしても・・・
どうしても・・・
思ってしまう・・・。
考えてしまう・・・。
名前以外は普通なわたしなのに、願ってしまう・・・。
“わたしを愛して”と・・・
願ってしまう・・・。
“本物”の星にも“別物”の星にも、この際“偽物”の星にも・・・
願わずにはいられない・・・。
“わたしを愛してください”・・・。
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