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ソファーの所のテーブルでお仕事を始めた弟さんを見ながら、1時間くらいどうしていようか悩んでいると・・・
「ベッドが大きいだけで普通の部屋だし、テレビでも見てていいからな。」
「はい・・・。」
言われた通りにしようとリモコンを持ち、電源を入れた・・・。
そしたら・・・
そしたら・・・
「・・・わ!!」
テレビの画面いっぱいに・・・男女が裸でその真っ最中で・・・
音量も大きめで部屋中その声になり・・・
アタフタとしながら他のチャンネルに回したら・・・
今度はさっきとは違う男女が裸で交わっていて・・・
またアタフタとチャンネルを回した所で、弟さんがわたしからリモコンを取り上げて電源を切った。
さっきまでの女の人の大きな声が消え部屋の中が静まり返る。
“ベッドが大きいだけで普通の部屋”
弟さんはそう言っていたけど、ラブホテルに初めて入ったわたしは“普通の部屋”になんて思えなかった。
やっぱり独特の雰囲気があるし、わたしにはどうしてもいやらしく見えてしまって・・・。
あまり見ないようにしても考えないようにしても、ここはそういうことをする場所なのだと思ってしまっていて・・・。
さっきまでテレビの画面いっぱいに写し出されていた男女の交わりが頭から離れない・・・。
当たり前だけど初めて見た・・・。
ラブホテルに初めて入って、あんな場面を初めて見て・・・。
そして、1時間後に・・・この部屋を出る・・・。
日曜日、好きな人とプラネタリウムに行って美味しい鉄板のお店でご飯を食べて、ラブホテルに入った・・・。
全部演技・・・。
全部“偽物”・・・。
「お前、ベタなことすんなよ!!」
弟さんが笑いながらリモコンを元に戻した。
そして、何かのスイッチを押した・・・。
部屋の中は暗くなり・・・
一瞬驚いたけど、すぐに別の驚きに変わった・・・。
「凄い・・・。」
思わず呟いてしまった。
だって、部屋中に星が映し出されたから・・・。
「星見られる部屋らしいな。
これは“本物”でも“別物”でもなく“偽物”だろうけどな。」
「偽物・・・。」
「せっかくだから“偽物”の星も見てくか!!」
輝く星に囲まれた弟さんがそう言って笑った・・・。
その光景があまりにもキラッキラで・・・
わたしには“偽物”とは思えなかった・・・。
「ベッドが大きいだけで普通の部屋だし、テレビでも見てていいからな。」
「はい・・・。」
言われた通りにしようとリモコンを持ち、電源を入れた・・・。
そしたら・・・
そしたら・・・
「・・・わ!!」
テレビの画面いっぱいに・・・男女が裸でその真っ最中で・・・
音量も大きめで部屋中その声になり・・・
アタフタとしながら他のチャンネルに回したら・・・
今度はさっきとは違う男女が裸で交わっていて・・・
またアタフタとチャンネルを回した所で、弟さんがわたしからリモコンを取り上げて電源を切った。
さっきまでの女の人の大きな声が消え部屋の中が静まり返る。
“ベッドが大きいだけで普通の部屋”
弟さんはそう言っていたけど、ラブホテルに初めて入ったわたしは“普通の部屋”になんて思えなかった。
やっぱり独特の雰囲気があるし、わたしにはどうしてもいやらしく見えてしまって・・・。
あまり見ないようにしても考えないようにしても、ここはそういうことをする場所なのだと思ってしまっていて・・・。
さっきまでテレビの画面いっぱいに写し出されていた男女の交わりが頭から離れない・・・。
当たり前だけど初めて見た・・・。
ラブホテルに初めて入って、あんな場面を初めて見て・・・。
そして、1時間後に・・・この部屋を出る・・・。
日曜日、好きな人とプラネタリウムに行って美味しい鉄板のお店でご飯を食べて、ラブホテルに入った・・・。
全部演技・・・。
全部“偽物”・・・。
「お前、ベタなことすんなよ!!」
弟さんが笑いながらリモコンを元に戻した。
そして、何かのスイッチを押した・・・。
部屋の中は暗くなり・・・
一瞬驚いたけど、すぐに別の驚きに変わった・・・。
「凄い・・・。」
思わず呟いてしまった。
だって、部屋中に星が映し出されたから・・・。
「星見られる部屋らしいな。
これは“本物”でも“別物”でもなく“偽物”だろうけどな。」
「偽物・・・。」
「せっかくだから“偽物”の星も見てくか!!」
輝く星に囲まれた弟さんがそう言って笑った・・・。
その光景があまりにもキラッキラで・・・
わたしには“偽物”とは思えなかった・・・。
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