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「佐伯ちゃんな~!!
子どもの頃の和泉かおりは知らないから何とも言えないけど、和泉かおりより総務部の国光美鼓にソックリだよな!?」
「佐伯ちゃんが入ってきた時は国光美鼓の親戚で、更に佐伯さんは佐伯ちゃんのお姉さんか何かかと思ったら、2人とも新卒だったっていう!!」
「そもそも名字も違うし血縁関係もないっていうな!!」
男の人達が大笑いしながらそんな話をしてくる。
何度も何度も言われたそんな話を。
「“佐伯ちゃん”っていい加減やめてくださいよ。
私の名前は福富千寿子ですから。」
「めっちゃめでたい名前!!!」
酔っ払っている男の人達が私の名前までバカにしてくる。
「佐伯ちゃんって新卒の頃は佐伯さんと常にペアだったしさ、どこをどう見ても“佐伯ちゃん”で!!」
「国光美鼓とペアだったら“チコちゃん”とかになってたかもな!!」
「全然上手くない、全然面白くない。」
「そういう所が可愛くないんだぞ~!?
せっかく佐伯さんより可愛い顔してるのに気が強すぎるからな!!」
「気も強いし頭の回転も早いしな!!
俺なんてしょっちゅう言いくるめられてるよ!!」
「期限の過ぎた領収書を精算しようとするからです。」
「怖いわー。
佐伯さんはいつもどうにか上と調整して処理してくれるのに~。」
「そんなことをしてもらってるからいつまで経っても期限を守ろうとしないんですよ!!」
「営業は大変なんだって!!
領収書にまで気を回してられないんだって!!」
「私は私の仕事をしているだけなので悪口は止めてください。」
「悪口じゃないけどさ~・・・」
男の人が言葉を切り、扉の方に視線を移したのが分かった。
その視線を追ってみるともう1人男の人が入ってきたところだった。
「お疲れ!経理部の女の子達がいるのか。
飲みの席に珍しい3人組だな、会社のデスクは3人並んでるけど。」
男の人、営業部の若松さんが入ってきた。
若松さんは優しい顔で笑いながら歩いてきて、そしてポツンと1人で座っていた私の隣、私よりも更に端に座った。
「若松さん、聞いてくださいよ。
営業部のお兄さん方が私のことを虐めて喜んでくるんですけど。」
「佐伯ちゃんを虐めると楽しいからな!
こんなに強い女の子なんて滅多にいないし!」
「それって虐めていい理由にならないですよ?
私“佐伯ちゃん”って呼ばれてめちゃくちゃ悲しんでますから!!本当に!!」
「ごめんごめん、俺は副ちゃんって呼ぶから。」
若松さんが私のことを“副ちゃん”と呼んだ。
高校の人達と同じように“副ちゃん”と。
若松さんはカヤの彼氏の幼馴染み。
カヤがあの男子と再会出来るよう、私は若松さんに少しだけ力を貸してもらったことがある。
「副ちゃん最近どう?
上手くいってる?」
子どもの頃の和泉かおりは知らないから何とも言えないけど、和泉かおりより総務部の国光美鼓にソックリだよな!?」
「佐伯ちゃんが入ってきた時は国光美鼓の親戚で、更に佐伯さんは佐伯ちゃんのお姉さんか何かかと思ったら、2人とも新卒だったっていう!!」
「そもそも名字も違うし血縁関係もないっていうな!!」
男の人達が大笑いしながらそんな話をしてくる。
何度も何度も言われたそんな話を。
「“佐伯ちゃん”っていい加減やめてくださいよ。
私の名前は福富千寿子ですから。」
「めっちゃめでたい名前!!!」
酔っ払っている男の人達が私の名前までバカにしてくる。
「佐伯ちゃんって新卒の頃は佐伯さんと常にペアだったしさ、どこをどう見ても“佐伯ちゃん”で!!」
「国光美鼓とペアだったら“チコちゃん”とかになってたかもな!!」
「全然上手くない、全然面白くない。」
「そういう所が可愛くないんだぞ~!?
せっかく佐伯さんより可愛い顔してるのに気が強すぎるからな!!」
「気も強いし頭の回転も早いしな!!
俺なんてしょっちゅう言いくるめられてるよ!!」
「期限の過ぎた領収書を精算しようとするからです。」
「怖いわー。
佐伯さんはいつもどうにか上と調整して処理してくれるのに~。」
「そんなことをしてもらってるからいつまで経っても期限を守ろうとしないんですよ!!」
「営業は大変なんだって!!
領収書にまで気を回してられないんだって!!」
「私は私の仕事をしているだけなので悪口は止めてください。」
「悪口じゃないけどさ~・・・」
男の人が言葉を切り、扉の方に視線を移したのが分かった。
その視線を追ってみるともう1人男の人が入ってきたところだった。
「お疲れ!経理部の女の子達がいるのか。
飲みの席に珍しい3人組だな、会社のデスクは3人並んでるけど。」
男の人、営業部の若松さんが入ってきた。
若松さんは優しい顔で笑いながら歩いてきて、そしてポツンと1人で座っていた私の隣、私よりも更に端に座った。
「若松さん、聞いてくださいよ。
営業部のお兄さん方が私のことを虐めて喜んでくるんですけど。」
「佐伯ちゃんを虐めると楽しいからな!
こんなに強い女の子なんて滅多にいないし!」
「それって虐めていい理由にならないですよ?
私“佐伯ちゃん”って呼ばれてめちゃくちゃ悲しんでますから!!本当に!!」
「ごめんごめん、俺は副ちゃんって呼ぶから。」
若松さんが私のことを“副ちゃん”と呼んだ。
高校の人達と同じように“副ちゃん”と。
若松さんはカヤの彼氏の幼馴染み。
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「副ちゃん最近どう?
上手くいってる?」
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