14 / 235
1
1-14
しおりを挟む
定時後、全社交流会・・・。
「あ!小町先輩も参加ですか!!」
経理部の天野さん・・・旧姓真坂さんが経理部を代表して1人参加をしている。
月初は経理部は忙しいので毎回役職のない社員を1人だけ参加させていた。
今回は天野さんが参加のようだった。
天野さんが可愛い顔で手招きをしてくれたので、自然と天野さんの隣に座った。
「小町先輩ウーロン茶にしますか?」
「少しお酒飲もうかな、金曜日だし。」
「え!?大丈夫ですか!?」
経理部の飲み会や天野さんとご飯に行った時でも私はお酒を飲んでいなかった。
天野さんが心配そうな顔で聞いてくるのが面白くて笑ってしまった。
「何笑いですか!?」
「え、だってそれ演技だし。」
「元気にしてるのは演技ですけど!!
心配してる気持ちは本物です!!」
天野さんが元気に怒りながらそんなことを言っている。
見た目は可愛くて性格まで良い天野さん。
社内でも人気者の天野さんが挙げた数ヶ月前の結婚式。
社内からは透と私だけを招待してくれた。
姫も招待されたけど、天野さんからではなくて・・・。
天野さんとダブル挙式を挙げた花嫁さんからの招待だった。
その結婚式での天野さんは終始ボーッとしていて。
たまに小さく笑っているだけで。
透と心配して天野さんに話し掛けたら、まさかの「元気な方が演技で」とカミングアウトされた。
親族と数人の友人だけの結婚式だった。
そこに透と私を呼んでくれたことが純粋に嬉しかった。
今回も豪華なお店での全社交流会。
姫は数年間うちの会社にいなかった。
姫が戻ってからはまた豪華で流行のお店に会場が設定されている。
「このお店来てみたかった~!!
ここだったら他の子達も来たがったのに!!」
お昼休みに文句を言っていた女の子が目をキラキラさせてそんなことを言っている。
姫の戦略で、会場となるお店は秘密にされている。
集合場所から姫を先頭にゾロゾロと全員で移動し、お店に入る。
「姫さんが社長秘書に戻られてから、毎回お店楽しみなんですよ!!」
天野さんもそう言いながら演技とは思えないような元気さで笑っている。
その笑顔を見ながら私も自然と笑顔になる。
「そういえば、天野さんの旦那さんのご兄弟、全員優秀な方達で驚いた。」
「そうなんですよ~!!
お姉さんは少し前から話題の経営コンサルティングの女社長、お兄さん達は調査会社を経営しているし、あと2人は大企業に勤めてるんです!!」
「結婚相手もみんな優秀なようだし凄い一族だよね?」
「会社のことでもプライベートでも、何かあったら言ってください!!
全員普通じゃないので、何かしらご協力出来ます!!」
天野さんがそう言ってくれ、私にお酒が入ったグラスを近付けてくれた。
それに私もグラスを近付ける。
初めて、天野さんとお酒で乾杯をした。
「小町先輩がいなくなってから経理部大変過ぎなんですけど~!!!」
大酒飲みの天野さんが、料理も大量に食べながら元気にそう教えてくれた。
「あ!小町先輩も参加ですか!!」
経理部の天野さん・・・旧姓真坂さんが経理部を代表して1人参加をしている。
月初は経理部は忙しいので毎回役職のない社員を1人だけ参加させていた。
今回は天野さんが参加のようだった。
天野さんが可愛い顔で手招きをしてくれたので、自然と天野さんの隣に座った。
「小町先輩ウーロン茶にしますか?」
「少しお酒飲もうかな、金曜日だし。」
「え!?大丈夫ですか!?」
経理部の飲み会や天野さんとご飯に行った時でも私はお酒を飲んでいなかった。
天野さんが心配そうな顔で聞いてくるのが面白くて笑ってしまった。
「何笑いですか!?」
「え、だってそれ演技だし。」
「元気にしてるのは演技ですけど!!
心配してる気持ちは本物です!!」
天野さんが元気に怒りながらそんなことを言っている。
見た目は可愛くて性格まで良い天野さん。
社内でも人気者の天野さんが挙げた数ヶ月前の結婚式。
社内からは透と私だけを招待してくれた。
姫も招待されたけど、天野さんからではなくて・・・。
天野さんとダブル挙式を挙げた花嫁さんからの招待だった。
その結婚式での天野さんは終始ボーッとしていて。
たまに小さく笑っているだけで。
透と心配して天野さんに話し掛けたら、まさかの「元気な方が演技で」とカミングアウトされた。
親族と数人の友人だけの結婚式だった。
そこに透と私を呼んでくれたことが純粋に嬉しかった。
今回も豪華なお店での全社交流会。
姫は数年間うちの会社にいなかった。
姫が戻ってからはまた豪華で流行のお店に会場が設定されている。
「このお店来てみたかった~!!
ここだったら他の子達も来たがったのに!!」
お昼休みに文句を言っていた女の子が目をキラキラさせてそんなことを言っている。
姫の戦略で、会場となるお店は秘密にされている。
集合場所から姫を先頭にゾロゾロと全員で移動し、お店に入る。
「姫さんが社長秘書に戻られてから、毎回お店楽しみなんですよ!!」
天野さんもそう言いながら演技とは思えないような元気さで笑っている。
その笑顔を見ながら私も自然と笑顔になる。
「そういえば、天野さんの旦那さんのご兄弟、全員優秀な方達で驚いた。」
「そうなんですよ~!!
お姉さんは少し前から話題の経営コンサルティングの女社長、お兄さん達は調査会社を経営しているし、あと2人は大企業に勤めてるんです!!」
「結婚相手もみんな優秀なようだし凄い一族だよね?」
「会社のことでもプライベートでも、何かあったら言ってください!!
全員普通じゃないので、何かしらご協力出来ます!!」
天野さんがそう言ってくれ、私にお酒が入ったグラスを近付けてくれた。
それに私もグラスを近付ける。
初めて、天野さんとお酒で乾杯をした。
「小町先輩がいなくなってから経理部大変過ぎなんですけど~!!!」
大酒飲みの天野さんが、料理も大量に食べながら元気にそう教えてくれた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です!
https://estar.jp/novels/26513389
先生
藤谷 郁
恋愛
薫は28歳の会社員。
町の絵画教室で、穏やかで優しい先生と出会い、恋をした。
ひとまわりも年上の島先生。独身で、恋人もいないと噂されている。
だけど薫は恋愛初心者。
どうすればいいのかわからなくて……
※他サイトに掲載した過去作品を転載(全年齢向けに改稿)
小野寺社長のお気に入り
茜色
恋愛
朝岡渚(あさおかなぎさ)、28歳。小さなイベント企画会社に転職して以来、社長のアシスタント兼お守り役として振り回される毎日。34歳の社長・小野寺貢(おのでらみつぐ)は、ルックスは良いが生活態度はいい加減、デリカシーに欠ける困った男。
悪天候の夜、残業で家に帰れなくなった渚は小野寺と応接室で仮眠をとることに。思いがけず緊張する渚に、「おまえ、あんまり男を知らないだろう」と小野寺が突然迫ってきて・・・。
☆全19話です。「オフィスラブ」と謳っていますが、あまりオフィスっぽくありません。
☆「ムーンライトノベルズ」様にも掲載しています。
ブラック企業で倒れた私を、ネトゲ仲間の社長が強制保護して溺愛しています
紅 与一
恋愛
過労で倒れた私を救ったのは、
ネトゲ仲間――そしてIT企業の若き社長。
「もう君は、僕の管理下だよ」
退院と同時に退職手続きは完了。
住む場所も、生活も、すべて彼に囲われた。
外出制限、健康管理、過保護な独占欲。
甘くて危険な“保護生活”の中で、
私は少しずつ彼に心を奪われていく――。
元社畜OL×執着気味の溺愛社長
囲い込み同棲ラブストーリー。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる