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それに驚いて、ベッドから動けずにいたら・・・
男の人が笑いを堪えたような顔で笑った・・・。
そして・・・
「寝るのが好きな子とは聞いていたけど、そんなに幸せそうな顔で布団の中にいるんだ?」
そんなことを言われてしまって・・・。
言われてしまったのもそうだし、初対面の人にこんなに全力でダラダラしている姿を見せてしまったのは初めてで・・・。
私は中学でも高校でも生徒会長をやってきて。
こんな姿は姫と透、透の友達の隼人(はやと)以外に見せたことがなかった。
誰かも分からない人が我が家にいて、それに私の部屋に入ってきて、寝起きだし頭も回らずに固まっていると・・・
「お父さんがお昼ご飯を皆で食べに行こうって言ってるよ?」
男の人がそう言って、固まっている私を面白そうに笑って見ている・・・。
「俺は矢田武蔵。
お父さんの友達の矢田って知ってるかな?
その息子なんだよね。」
「矢田さん、知ってる・・・。
お父さんの高校からの友達で、矢田さんと相川さんの3人組だったって。
相川さんは来たことがないけど、矢田さんは何回かうちにも来てた。」
そう言ってから、私は布団から抜け出した。
パジャマ姿でスッピン、きっと寝癖もついているけど今更なので気にしないことにした。
「矢田さんも来てるの?」
そう聞きながらクローゼットを開けた。
それに矢田さんの息子さんがまた笑い出した。
「後でまた話そうね。
いくらお父さんから起こすのを頼まれたからとはいえ、24歳のオジサンが女子高生の着替えを見ながら話せないからね。」
「・・・着替えないから!!
着替えを持って洗面所に行こうしてたの!!
シャワーを浴びてスッキリしないと目が覚めないの!!!」
「女子高生凄いね、こんなお昼まで寝てまだ眠いんだ?
夜更かししてるの?」
「寝るのが大好きなのにそんなわけないでしょ!!
毎日夜の10時には寝てる!!」
そう答えたら矢田さんの息子さんは驚いた顔をした後に少し考えた様子になり・・・
「13時間も寝てたってこと?
社長の娘さんなのに驚いたよ。
寝てる間に殺されるとか言われてそうなのに。」
急にそんな物騒な話をしてから、また扉をゆっくりと閉めた。
男の人が笑いを堪えたような顔で笑った・・・。
そして・・・
「寝るのが好きな子とは聞いていたけど、そんなに幸せそうな顔で布団の中にいるんだ?」
そんなことを言われてしまって・・・。
言われてしまったのもそうだし、初対面の人にこんなに全力でダラダラしている姿を見せてしまったのは初めてで・・・。
私は中学でも高校でも生徒会長をやってきて。
こんな姿は姫と透、透の友達の隼人(はやと)以外に見せたことがなかった。
誰かも分からない人が我が家にいて、それに私の部屋に入ってきて、寝起きだし頭も回らずに固まっていると・・・
「お父さんがお昼ご飯を皆で食べに行こうって言ってるよ?」
男の人がそう言って、固まっている私を面白そうに笑って見ている・・・。
「俺は矢田武蔵。
お父さんの友達の矢田って知ってるかな?
その息子なんだよね。」
「矢田さん、知ってる・・・。
お父さんの高校からの友達で、矢田さんと相川さんの3人組だったって。
相川さんは来たことがないけど、矢田さんは何回かうちにも来てた。」
そう言ってから、私は布団から抜け出した。
パジャマ姿でスッピン、きっと寝癖もついているけど今更なので気にしないことにした。
「矢田さんも来てるの?」
そう聞きながらクローゼットを開けた。
それに矢田さんの息子さんがまた笑い出した。
「後でまた話そうね。
いくらお父さんから起こすのを頼まれたからとはいえ、24歳のオジサンが女子高生の着替えを見ながら話せないからね。」
「・・・着替えないから!!
着替えを持って洗面所に行こうしてたの!!
シャワーを浴びてスッキリしないと目が覚めないの!!!」
「女子高生凄いね、こんなお昼まで寝てまだ眠いんだ?
夜更かししてるの?」
「寝るのが大好きなのにそんなわけないでしょ!!
毎日夜の10時には寝てる!!」
そう答えたら矢田さんの息子さんは驚いた顔をした後に少し考えた様子になり・・・
「13時間も寝てたってこと?
社長の娘さんなのに驚いたよ。
寝てる間に殺されるとか言われてそうなのに。」
急にそんな物騒な話をしてから、また扉をゆっくりと閉めた。
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