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午後の授業には出る為に大学へ行く。
お昼休み前には大学に着き、次の授業の教室でお弁当を食べていた姫と合流をした。
「ごめんね、相川薬品に行ってて。
結月のお父さんが私のバイト先を紹介してくれるって。」
「うん、さっき社長から連絡があった。」
姫の隣に座りながら私もお弁当箱を開いた。
唐揚げが入っているお弁当箱を。
武蔵が毎日毎日唐揚げだから、私も毎日毎日唐揚げが入ったお弁当箱で。
それも、今日で終わってしまう・・・。
「姫、私の婚約者のこと聞いた?」
「うん、社内では私だけが聞かされてる。
社内に公表するのは入籍した後、立冬の日になるみたい。」
「そうなの?その前に入籍しても?」
私が聞くと姫は少し悩んだ様子になった。
「社長から全て私の匙加減に任せるって言われたから言うけど、昔から婚約者との結婚は立冬の日、期限ギリギリまで掛かってきたみたい。」
「そうなの?
それって・・・私は30歳まで掛かるってこと!?
10年もあるよ!!?」
「ね・・・長いよね。」
「長過ぎでしょ!!
30歳なんてもうオバサンじゃん!!
その頃には花の色が色褪せ過ぎてるでしょ!!」
「小野小町ね?」
「そう・・・。
そんな色褪せた花の色でどうやって好きになってもらえばいいの~・・・?
男の人だと30歳でも40歳でも良い感じかもしれないけど、女が美しくいられるのなんて一瞬なのに!!」
「男の人だと30歳でも40歳でも良い感じかな・・・?」
「そうじゃない?たぶん。」
「30歳か・・・。
女の人は30歳までに結婚した方がいいかな?」
「え・・・ごめん、そこまでしっかり考えての発言ではなくて。
二十歳の女子大生はなんとなくそう思うな~くらいの発言だからね?」
私はそう訂正したのに、姫は深刻そうな顔で何かを考えていた。
姫の彼氏なんて珍しくウダウダしていなくて、今すぐにでも結婚したいと私に言っているくらいなのに。
「姫、私少し寝てもいい?
昨日の夜武蔵の帰りが遅すぎて眠れてなくて。」
お弁当箱を片付けながらそう言って、机にすぐに突っ伏した・・・。
お昼休み前には大学に着き、次の授業の教室でお弁当を食べていた姫と合流をした。
「ごめんね、相川薬品に行ってて。
結月のお父さんが私のバイト先を紹介してくれるって。」
「うん、さっき社長から連絡があった。」
姫の隣に座りながら私もお弁当箱を開いた。
唐揚げが入っているお弁当箱を。
武蔵が毎日毎日唐揚げだから、私も毎日毎日唐揚げが入ったお弁当箱で。
それも、今日で終わってしまう・・・。
「姫、私の婚約者のこと聞いた?」
「うん、社内では私だけが聞かされてる。
社内に公表するのは入籍した後、立冬の日になるみたい。」
「そうなの?その前に入籍しても?」
私が聞くと姫は少し悩んだ様子になった。
「社長から全て私の匙加減に任せるって言われたから言うけど、昔から婚約者との結婚は立冬の日、期限ギリギリまで掛かってきたみたい。」
「そうなの?
それって・・・私は30歳まで掛かるってこと!?
10年もあるよ!!?」
「ね・・・長いよね。」
「長過ぎでしょ!!
30歳なんてもうオバサンじゃん!!
その頃には花の色が色褪せ過ぎてるでしょ!!」
「小野小町ね?」
「そう・・・。
そんな色褪せた花の色でどうやって好きになってもらえばいいの~・・・?
男の人だと30歳でも40歳でも良い感じかもしれないけど、女が美しくいられるのなんて一瞬なのに!!」
「男の人だと30歳でも40歳でも良い感じかな・・・?」
「そうじゃない?たぶん。」
「30歳か・・・。
女の人は30歳までに結婚した方がいいかな?」
「え・・・ごめん、そこまでしっかり考えての発言ではなくて。
二十歳の女子大生はなんとなくそう思うな~くらいの発言だからね?」
私はそう訂正したのに、姫は深刻そうな顔で何かを考えていた。
姫の彼氏なんて珍しくウダウダしていなくて、今すぐにでも結婚したいと私に言っているくらいなのに。
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お弁当箱を片付けながらそう言って、机にすぐに突っ伏した・・・。
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