【完】秋の夜長に見る恋の夢

Bu-cha

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久しぶりに和やかな雰囲気で武蔵と過ごした。
いつもは数分で部屋に戻ってしまうのに、今日は2時間も楽しく話してくれた。



それが嬉しくて・・・。
嬉しくて・・・。
とても、嬉しくて・・・。



久しぶりに沢山笑って、久しぶりに・・・



久しぶりに・・・



楽しくて・・・。



「そろそろ部屋に戻るよ。
小町、先にお風呂入ってね。」



武蔵がそう言ってくれ、それには心臓が跳び跳ねた・・・。



だって、婚約者で・・・。



武蔵と私は婚約者で・・・。



武蔵も自分が婚約者だと分かっていて・・・。



だから・・・



だから・・・



それは、心臓も跳び跳ねてしまうわけで・・・。



「小町。」



武蔵が、私の名前を呼んだ。



そして・・・



優しい笑顔で・・・



とても、優しい笑顔で・・・



私を見詰めてくれて・・・



眼鏡を外したその目には、確かに鋭い光りが宿っている・・・。



それが、よく分かる・・・。



そんな目で、私を見て・・・



私を見て・・・




















「俺は、好きでもない人と結婚なんてしないから。」







と、言った・・・。
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