【完】秋の夜長に見る恋の夢

Bu-cha

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そんな朝を迎えた日の夕方・・・。
俺は入社日以来初めて社長室に呼び出された。
これは確実に昨晩のことだと思い、覚悟を決めて社長室に入った。



そしたら・・・
俺があの屋敷に来た日と同じくらい上機嫌の社長がいて・・・。



それには疑問に思いながらも何を言われるのか待っていると・・・



「小町、具合が悪いらしい。」



「そうですか・・・。
あの、社長・・・」



「だから今日は早めに帰ってやってくれるか?」



「分かりました。
あの、社長・・・」



「妻から聞いてる。問題ない。
妻もそんな感じだったからな。」



それを聞き、それには驚くしかない・・・。



娘が婚約者候補でもない居候の男とそういうことになっても、威厳しかないような社長は何も問題に思わないらしい・・・。



それを・・・俺はどう受け止めればいいのか・・・。



そう思っている時、社長がよく見せる目になった。



鋭く光る目で俺を斬りつけようとしてくる・・・。



「戦え、矢田君。」



社長がそう言った・・・。



「その一刀で戦ってみろ、矢田君。
小町の“父親”として言う。
その一刀で勝ち取れた時、君を小町の結婚相手にすると約束する。」



そう、言ってくれた・・・。



社長が・・・。



小町のお父さんが・・・。



小町のお父さんが、そう言った・・・。



でも、あまりにも威厳のあるその姿は“お父さん”というよりは、“お父様”だなと思った。
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