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今なら分かる。
拳とはちゃんと組手をしていた。
あれは喧嘩ではなくて、ちゃんと組手をしていた。
拳から届いた手紙・・・。
そして、サメとの会話で出てきた拳との思い出。
それらを考えながらブランコを立ち漕ぎして・・・
跳んだ・・・。
ブランコが1番高い位置になってから、跳んだ・・・。
そして・・・
「・・・おい!!!」
盛大に転んだ。
サメが珍しく焦った声を上げているから、よっぽど危ない感じだったのだと思う。
「何してるんだよ!?」
「いつもは出来てる・・・。
今は精神が乱れてた!!
やっぱり精神を鎮めないと良い結果が出せないね!!!」
「前歯また治すようだぞ!?
マジで破天荒なことすんなよ!!
それと・・・学年の男達にあんまり構うなよ、妙子好きな奴いるんだろ?
あいつらじゃないんだろ?」
「うん、違う!!」
「それならあんまり構うなって!!
岩渕が虐められてても無視しておけ!!」
「なにそれ、そんなこと出来ないんだけど。」
「そのうち収まるだろうから、それまで無視しておけよ!!」
「あんなの無視出来ないから!!
それに・・・サメだって岩渕君のこと虐めてるし!!!」
私が怒るとサメは少しだけ無言になった。
そして・・・
「あれは虐めじゃねーよ。」
と、虐めを認めなかった。
拳とはちゃんと組手をしていた。
あれは喧嘩ではなくて、ちゃんと組手をしていた。
拳から届いた手紙・・・。
そして、サメとの会話で出てきた拳との思い出。
それらを考えながらブランコを立ち漕ぎして・・・
跳んだ・・・。
ブランコが1番高い位置になってから、跳んだ・・・。
そして・・・
「・・・おい!!!」
盛大に転んだ。
サメが珍しく焦った声を上げているから、よっぽど危ない感じだったのだと思う。
「何してるんだよ!?」
「いつもは出来てる・・・。
今は精神が乱れてた!!
やっぱり精神を鎮めないと良い結果が出せないね!!!」
「前歯また治すようだぞ!?
マジで破天荒なことすんなよ!!
それと・・・学年の男達にあんまり構うなよ、妙子好きな奴いるんだろ?
あいつらじゃないんだろ?」
「うん、違う!!」
「それならあんまり構うなって!!
岩渕が虐められてても無視しておけ!!」
「なにそれ、そんなこと出来ないんだけど。」
「そのうち収まるだろうから、それまで無視しておけよ!!」
「あんなの無視出来ないから!!
それに・・・サメだって岩渕君のこと虐めてるし!!!」
私が怒るとサメは少しだけ無言になった。
そして・・・
「あれは虐めじゃねーよ。」
と、虐めを認めなかった。
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