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「拳!!仲直りしようよ!!!」
空手道場の隅から・・・2人でいつも正座をしていた場所から妙が叫ぶ。
その叫び声が痛いくらい響く・・・。
痛いくらい、響いてくる・・・。
そんな叫び声を横を向きながら聞いた。
見たらいけないから・・・。
“拳”は見ることも許されないから・・・。
それくらい、怒らせたままだったから・・・。
いつから気付いていたのか・・・。
いつから思い出していたのか・・・。
分からなかった・・・。
全然、分からなかった・・・。
気付いた時には、本気で俺をぶっ飛ばそうとしていて・・・。
空手の組手でもなく、なんでもアリな攻撃で・・・。
それでやっと分かった・・・。
“妙”が“拳”を思い出しているのだと、分かった・・・。
そんな“妙”が言った・・・。
“こうやって戦ってきた”と、そう言った・・・。
あんなに本気で・・・。
“拳”以外とあんなに本気で・・・。
あんなに・・・
あんなに・・・
本気の拳(こぶし)をぶつけていたらしい・・・。
心にも、精神にも入ってくる・・・
めちゃくちゃ可愛い拳(こぶし)をぶつけていたらしい・・・。
“拳”以外の誰かに・・・
“俺”以外の誰かに・・・。
精神を乱された相手なのだと思った。
その相手が、“妙”が恋愛をして精神を乱された相手なのだと思った。
“サメ”という奴が、“妙”の精神を乱した相手なのだと思った。
そして・・・
そして・・・
“俺”には・・・
“拳”には・・・
膝蹴りをした・・・。
股関に、膝蹴りをした・・・。
使えないらしい・・・。
俺のコレは、“妙”には使えないらしい・・・。
他の女の子にヨシヨシして慰めて貰えばいいらしい・・・。
それくらいだった・・・。
“妙”にとっては、俺は・・・“拳”はそのくらいだった・・・。
「それは無理だ、ごめん。」
仲直りは出来ない・・・。
“拳”は“妙”と仲直りは出来ない・・・。
“俺”にはもう、出来ない・・・。
空手道場の隅から・・・2人でいつも正座をしていた場所から妙が叫ぶ。
その叫び声が痛いくらい響く・・・。
痛いくらい、響いてくる・・・。
そんな叫び声を横を向きながら聞いた。
見たらいけないから・・・。
“拳”は見ることも許されないから・・・。
それくらい、怒らせたままだったから・・・。
いつから気付いていたのか・・・。
いつから思い出していたのか・・・。
分からなかった・・・。
全然、分からなかった・・・。
気付いた時には、本気で俺をぶっ飛ばそうとしていて・・・。
空手の組手でもなく、なんでもアリな攻撃で・・・。
それでやっと分かった・・・。
“妙”が“拳”を思い出しているのだと、分かった・・・。
そんな“妙”が言った・・・。
“こうやって戦ってきた”と、そう言った・・・。
あんなに本気で・・・。
“拳”以外とあんなに本気で・・・。
あんなに・・・
あんなに・・・
本気の拳(こぶし)をぶつけていたらしい・・・。
心にも、精神にも入ってくる・・・
めちゃくちゃ可愛い拳(こぶし)をぶつけていたらしい・・・。
“拳”以外の誰かに・・・
“俺”以外の誰かに・・・。
精神を乱された相手なのだと思った。
その相手が、“妙”が恋愛をして精神を乱された相手なのだと思った。
“サメ”という奴が、“妙”の精神を乱した相手なのだと思った。
そして・・・
そして・・・
“俺”には・・・
“拳”には・・・
膝蹴りをした・・・。
股関に、膝蹴りをした・・・。
使えないらしい・・・。
俺のコレは、“妙”には使えないらしい・・・。
他の女の子にヨシヨシして慰めて貰えばいいらしい・・・。
それくらいだった・・・。
“妙”にとっては、俺は・・・“拳”はそのくらいだった・・・。
「それは無理だ、ごめん。」
仲直りは出来ない・・・。
“拳”は“妙”と仲直りは出来ない・・・。
“俺”にはもう、出来ない・・・。
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