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「それは・・・その、友達として?」



拳がめちゃくちゃ集中した様子でそんなことを聞いてくる。



「違うから!」



「親友として・・・?」



「違うって!!」



「じゃあ・・・大親友として・・・?」



「拳、面倒臭いから!!」



「ごめん・・・いや、だって・・・。
え・・・全然気付かなかった・・・。
小学生の頃って・・・妙、分かりやすい動きしてたけど・・・。」



「気付かれないように気を張ってたの!!
あんな猿みたいな生き物から“好き”ってされたら拳困るから!!」



私がそう叫ぶと拳が少し怒った様子になった。



「困るわけないでしょ。
好きな女の子から“好き”ってされて困るとか意味不明でしょ。」



そう言ったかと思ったら・・・



「わ・・・っ!!」



急に、本当に急に・・・抱き締められた・・・。



「もう12時過ぎてるね・・・。
でも、妙23歳だし3日間くらい寝なくても大丈夫だよね?」



「え?普通に無理だけど。」



.
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