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何であんなことを聞かれたのかと思っていたら・・・
思っていたら・・・
「ちょっと・・・待って・・・ンッ、けん・・・っ!!」
すぐに拳の家に連れていかれ・・・
この前は入ったことがなかったベッドがある部屋に押し込められ・・・
ガンガン攻められ、呆気なくベッドに背中をつけてしまったわけで・・・。
両手を握り拳にして拳の胸を押すけどやっぱりビクともしない。
それはそうで・・・。
私は空手を辞めてしまっているし、その間に拳は驚くことに4段にまでなっていて・・・。
私の拳が無力というよりは、拳が強くなりすぎていたのだとやっと分かった。
そんなめちゃくちゃ強い拳から痛いくらい抱き締められ・・・
キスを繰り返し受けて・・・。
「俺はずっと待ってたけど・・・。
空手道場でずっと待ってたけど・・・。」
そんなことを言われ、また深いキスをされ・・・
「これ以上は無理・・・。
本当に、無理・・・。」
そう言ったかと思ったら・・・
私のオデコに拳のオデコがコツン───....とくっつき・・・
そのまま、私を見詰めてきた・・・。
恋している瞳で・・・
愛している瞳で・・・
「俺・・・妙のこと好きで・・・。
ずっと、ずっと・・・俺も小学生の頃から好きで・・・。」
「・・・そうだったの?」
「うん・・・。
だってこんなの好きになるでしょ・・・。」
そう言いながら私の胸の真ん中に左手を置かれた。
「今も・・・今も、好きで・・・。
付き合って・・・妙、俺と付き合って・・・。」
そう言いながらも唇をゆっくりと近付けてきて・・・
もう、あと少しでついてしまうくらいで・・・。
それでも唇をつけず、私の返事を待っている。
手紙も書けないような女の返事を待っている。
私はそんな女なので・・・
それくらいの女なので・・・
可愛いこととか言えるくらいの女まではないので・・・。
頷いた・・・。
小さくだけど、頷いた・・・。
これくらいでも拳なら分かってくれるから・・・。
小さく、頷いた・・・。
「・・・ンッ・・・」
そしたらその瞬間、拳の唇が重なった・・・。
思っていたら・・・
「ちょっと・・・待って・・・ンッ、けん・・・っ!!」
すぐに拳の家に連れていかれ・・・
この前は入ったことがなかったベッドがある部屋に押し込められ・・・
ガンガン攻められ、呆気なくベッドに背中をつけてしまったわけで・・・。
両手を握り拳にして拳の胸を押すけどやっぱりビクともしない。
それはそうで・・・。
私は空手を辞めてしまっているし、その間に拳は驚くことに4段にまでなっていて・・・。
私の拳が無力というよりは、拳が強くなりすぎていたのだとやっと分かった。
そんなめちゃくちゃ強い拳から痛いくらい抱き締められ・・・
キスを繰り返し受けて・・・。
「俺はずっと待ってたけど・・・。
空手道場でずっと待ってたけど・・・。」
そんなことを言われ、また深いキスをされ・・・
「これ以上は無理・・・。
本当に、無理・・・。」
そう言ったかと思ったら・・・
私のオデコに拳のオデコがコツン───....とくっつき・・・
そのまま、私を見詰めてきた・・・。
恋している瞳で・・・
愛している瞳で・・・
「俺・・・妙のこと好きで・・・。
ずっと、ずっと・・・俺も小学生の頃から好きで・・・。」
「・・・そうだったの?」
「うん・・・。
だってこんなの好きになるでしょ・・・。」
そう言いながら私の胸の真ん中に左手を置かれた。
「今も・・・今も、好きで・・・。
付き合って・・・妙、俺と付き合って・・・。」
そう言いながらも唇をゆっくりと近付けてきて・・・
もう、あと少しでついてしまうくらいで・・・。
それでも唇をつけず、私の返事を待っている。
手紙も書けないような女の返事を待っている。
私はそんな女なので・・・
それくらいの女なので・・・
可愛いこととか言えるくらいの女まではないので・・・。
頷いた・・・。
小さくだけど、頷いた・・・。
これくらいでも拳なら分かってくれるから・・・。
小さく、頷いた・・・。
「・・・ンッ・・・」
そしたらその瞬間、拳の唇が重なった・・・。
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