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数日後、日曜日。
私は1人で和の家に来ていた。
いつもは近所でも車を出されることが多いけれど、今日は歩いて。
お母さんが私と結子にスマホを買ってくれ、その地図アプリで和の家まで来た。
そして、私は驚くしかなくて・・・。
「翔子だよね、やっと会えたね!!」
2歳上のお母さんのお姉さんとは分かっているけれど、初めて見るオバサンはお母さんとソッッックリだった。
「クッキー作っておいたよ、食べな!」
お母さんと同じ顔で、同じ笑顔で、ダイニングテーブルに着いた私にクッキーとジュースを出してくれた。
そのクッキーを一口食べてみると・・・
「美味しい・・・。」
凄く美味しかった・・・。
お父さんもお母さんもお客さんから貰ったと言って色んなお店のお菓子を持って帰って来てくれるけど、初めて食べる手作りだというクッキーは凄く美味しかった。
「これ、結子にも持って帰ってもいいですか?」
「うん、もう準備してるよ!」
そう言って、可愛いピンクの袋に詰められているクッキーを見せてくれた。
「私の妹は料理もお菓子作りもしないような子だからね。
ご飯とかいつもどうしてるの?」
「ナミさんが作ってくれてる。」
「ナミさん・・・?
ああ、専務の奥さんか。」
「うん、結子の婚約者のお母さんが我が家に家事しに来てくれてる。」
だから私達はお母さんの手作りのご飯もお菓子も食べたことがなかった。
ナミさんはご飯は作ってくれるけどお菓子は作ることはないし。
私は1人で和の家に来ていた。
いつもは近所でも車を出されることが多いけれど、今日は歩いて。
お母さんが私と結子にスマホを買ってくれ、その地図アプリで和の家まで来た。
そして、私は驚くしかなくて・・・。
「翔子だよね、やっと会えたね!!」
2歳上のお母さんのお姉さんとは分かっているけれど、初めて見るオバサンはお母さんとソッッックリだった。
「クッキー作っておいたよ、食べな!」
お母さんと同じ顔で、同じ笑顔で、ダイニングテーブルに着いた私にクッキーとジュースを出してくれた。
そのクッキーを一口食べてみると・・・
「美味しい・・・。」
凄く美味しかった・・・。
お父さんもお母さんもお客さんから貰ったと言って色んなお店のお菓子を持って帰って来てくれるけど、初めて食べる手作りだというクッキーは凄く美味しかった。
「これ、結子にも持って帰ってもいいですか?」
「うん、もう準備してるよ!」
そう言って、可愛いピンクの袋に詰められているクッキーを見せてくれた。
「私の妹は料理もお菓子作りもしないような子だからね。
ご飯とかいつもどうしてるの?」
「ナミさんが作ってくれてる。」
「ナミさん・・・?
ああ、専務の奥さんか。」
「うん、結子の婚約者のお母さんが我が家に家事しに来てくれてる。」
だから私達はお母さんの手作りのご飯もお菓子も食べたことがなかった。
ナミさんはご飯は作ってくれるけどお菓子は作ることはないし。
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