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「ありがとうって?なんのお礼?」
聞いた私に増田君がニヤッと笑って・・・
私の耳元に口を近付けてきた。
それには驚き固まってしまう・・・。
「ずっと好きだったんだよ。」
私の耳元でそう囁かれ、私の胸は大きく高鳴ってしまった。
固まる私に増田君の口がゆっくりと離れていき、顔が熱くなっている私のことを見下ろして面白そうな顔で笑った。
「卒業式の日、“真理”からそう告白して貰ったのに“ありがとう”で終わらせたんだよ、この男は。」
さっきのはその女の子、真理ちゃんから和への告白の言葉だと分かり、私は慌てて俯いた。
それから、中学校に入るタイミングで引っ越した増田君の家の前を通り過ぎ、私の家の前まで送ってくれるまでずっと顔を上げられなかった。
聞いた私に増田君がニヤッと笑って・・・
私の耳元に口を近付けてきた。
それには驚き固まってしまう・・・。
「ずっと好きだったんだよ。」
私の耳元でそう囁かれ、私の胸は大きく高鳴ってしまった。
固まる私に増田君の口がゆっくりと離れていき、顔が熱くなっている私のことを見下ろして面白そうな顔で笑った。
「卒業式の日、“真理”からそう告白して貰ったのに“ありがとう”で終わらせたんだよ、この男は。」
さっきのはその女の子、真理ちゃんから和への告白の言葉だと分かり、私は慌てて俯いた。
それから、中学校に入るタイミングで引っ越した増田君の家の前を通り過ぎ、私の家の前まで送ってくれるまでずっと顔を上げられなかった。
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