【完】好き好き大好きの嘘

Bu-cha

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「譲って結構モテるみたいだね、この前交換っこした時に情報収集してきた。」



みんなが帰り今日も翔子とお風呂に入ると、身体を洗いながら翔子がそんなことを言ってきた。



「それはモテるでしょ、あんなに格好良いもん。」



「格好良い~?
私には向上心しかない頑固で面倒な男にしか見えないけどね。」



「翔子はみんなの中では誰がタイプ?」



「え~・・・?
いないかなぁ、だってみんなよりも私の方が絶対に強いし。」



「和よりも?」



「和なんて全然強くないでしょ、だから“もう1人”の譲が必要なんじゃない?
譲は譲で和ほど存在感がないし、“駿と雪”だってそう。
あの幼馴染み達も和も“チーム”で動くことはずば抜けて得意だけど、1人きりで戦うには私の方が強い。」



翔子がそう言って私の方を見てきた。



「それはきっと結子だってそう。
戦う必要が出てきた時、結子も私みたいに戦えるはず。
私達は同じ力をつけられているから。
結子を守る人間が全て倒れた時、“家”が潰れた時、結子も1人でも戦えるようにこの力をつけられたのかな?」



「永家の“家”が潰れたら日本中のモノも一気に倒れていくけどね。」



私がそう言って笑うと、翔子が大笑いした。



「それが1番自由になれる方法だけどね!
永家の“家”が存在しなければ本家も何もないからね!!」



翔子に笑い返すと翔子が優しい顔で私を見てきた。



「そろそろ高校も卒業するし、最後に譲に少しだけでも付き合って貰えば?」
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