239 / 395
17
17-2
しおりを挟む
大笑いしながら俺がそう言うと、父さんも母さんも元気も大笑いをした。
「おじいちゃん、俺でも分かるよ。
“ゆきのうえ商店街”の幼馴染み達の方が親戚の子達より強~って感じ!」
元気の言葉にじいさんはバカにしたように笑った。
「たかが商店街の子ども達に何が出来る!!」
「「「「商店街の子ども達だから出来る。」」」」
父さんと母さんと俺と元気の言葉が重なった。
この4人で重なったのは初めてだった。
母さんと元気が同じタイミングで立ち上がり、それを見てから俺は父さんの隣へと歩いた。
「俺はあんたを許さない。
俺から居場所を奪ったこと、幼馴染み達をあんなに泣かせたこと、俺を含めた幼馴染み達の未来をなくしたこと、俺はあんたを絶対に許さない。」
母さんと元気も父さんと俺の方に歩いてきたのを確認してから、俺は続けた。
「でも、俺達は怒りの感情なんてない。
あの“ゆきのうえ商店街”はあまりにも綺麗だったからな。
怒りの感情なんて綺麗サッパリ消えていくくらいに綺麗だった。
だから俺達は綺麗なモノだけを持ってあんたを越えてやる。
増田のやり方なんて知らない、知りたくもない。
俺達は増田の家なんか知らねーよ。
俺達家族は“ゆきのうえ商店街”の増田一家だからな。」
「おじいちゃん、俺でも分かるよ。
“ゆきのうえ商店街”の幼馴染み達の方が親戚の子達より強~って感じ!」
元気の言葉にじいさんはバカにしたように笑った。
「たかが商店街の子ども達に何が出来る!!」
「「「「商店街の子ども達だから出来る。」」」」
父さんと母さんと俺と元気の言葉が重なった。
この4人で重なったのは初めてだった。
母さんと元気が同じタイミングで立ち上がり、それを見てから俺は父さんの隣へと歩いた。
「俺はあんたを許さない。
俺から居場所を奪ったこと、幼馴染み達をあんなに泣かせたこと、俺を含めた幼馴染み達の未来をなくしたこと、俺はあんたを絶対に許さない。」
母さんと元気も父さんと俺の方に歩いてきたのを確認してから、俺は続けた。
「でも、俺達は怒りの感情なんてない。
あの“ゆきのうえ商店街”はあまりにも綺麗だったからな。
怒りの感情なんて綺麗サッパリ消えていくくらいに綺麗だった。
だから俺達は綺麗なモノだけを持ってあんたを越えてやる。
増田のやり方なんて知らない、知りたくもない。
俺達は増田の家なんか知らねーよ。
俺達家族は“ゆきのうえ商店街”の増田一家だからな。」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
10
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる