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覚悟していたはずの灰色の道は想像以上に苦しくて。
俺1人では苦しくて、どんどん足が重くなってきてしまって。
守って幸せにしたいと思っている結子を悲しませ、苦しませてまで選んだこの灰色の道が正解なのかどうかが分からなくなってしまう時がある。
どんな道でも歩ける・・・。
とんな道でも俺は歩けるように“ゆきのうえ商店街”の大人達から育てて貰ったけれど・・・。
1人きりで歩くようには育てられていない。
だから俺には、俺には持てないような真っ直ぐな正義を持ち続けていられる和が必要で。
そして・・・
苦しくて悲しくて悔しい“あの時”の涙の記憶を、“今”に結んでくれている結子の存在も必要で。
好きや大好きや愛しているの言葉では言い表せないくらいに、俺は和のことも結子のことも好きで。
和の胸にある真っ直ぐな正義も、結子の胸に入れた俺への気持ちと俺の結子への気持ちも、俺は守りたいと思う。
“ゆきのうえ商店街”とはまた別に、俺は和のことも結子のことも守って幸せにしたいと強く思う。
“ゆきのうえ商店街”ともう1つ、“和と結子の隣”という居場所を俺に増やしてくれたから。
だから和と結子が俺といてくれれば、俺はどんな道でも歩いていける。
その2人をおぶってでも俺は歩いていける。
そうやって育てられた。
俺は“ゆきのうえ商店街”の大人達からそうやって育てられたから・・・。
“従姉妹ちゃん”と呼び友達として一緒に過ごすこの灰色の道、その先にはきっと色鮮やかな未来があると信じて・・・
俺は歩いていく・・・。
何度も性欲が大爆発していくけれど、その度に和の妹ちゃんの強烈な膝蹴りを思い出し・・・
大爆発していたはずの性欲を鎮めるどころか縮み上がらせながら、歩いていく・・・。
俺1人では苦しくて、どんどん足が重くなってきてしまって。
守って幸せにしたいと思っている結子を悲しませ、苦しませてまで選んだこの灰色の道が正解なのかどうかが分からなくなってしまう時がある。
どんな道でも歩ける・・・。
とんな道でも俺は歩けるように“ゆきのうえ商店街”の大人達から育てて貰ったけれど・・・。
1人きりで歩くようには育てられていない。
だから俺には、俺には持てないような真っ直ぐな正義を持ち続けていられる和が必要で。
そして・・・
苦しくて悲しくて悔しい“あの時”の涙の記憶を、“今”に結んでくれている結子の存在も必要で。
好きや大好きや愛しているの言葉では言い表せないくらいに、俺は和のことも結子のことも好きで。
和の胸にある真っ直ぐな正義も、結子の胸に入れた俺への気持ちと俺の結子への気持ちも、俺は守りたいと思う。
“ゆきのうえ商店街”とはまた別に、俺は和のことも結子のことも守って幸せにしたいと強く思う。
“ゆきのうえ商店街”ともう1つ、“和と結子の隣”という居場所を俺に増やしてくれたから。
だから和と結子が俺といてくれれば、俺はどんな道でも歩いていける。
その2人をおぶってでも俺は歩いていける。
そうやって育てられた。
俺は“ゆきのうえ商店街”の大人達からそうやって育てられたから・・・。
“従姉妹ちゃん”と呼び友達として一緒に過ごすこの灰色の道、その先にはきっと色鮮やかな未来があると信じて・・・
俺は歩いていく・・・。
何度も性欲が大爆発していくけれど、その度に和の妹ちゃんの強烈な膝蹴りを思い出し・・・
大爆発していたはずの性欲を鎮めるどころか縮み上がらせながら、歩いていく・・・。
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