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「あなたの隣にいる翔子さんはいつもの翔子さんではないと思います。」
結子の婚約者として、そして翔子の好きな相手として現れた男は“タイミング”だった。
竜さんとオババせんぱいの奇跡の“タイミング”の天使。
酔っ払った竜さんと俺の父さんが大声で話していたエピソード。
オババせんぱいとした、たった1度のそういうこと。
それも途中で切り上げたにも関わらずそのタイミングを逃さなかった奇跡の天使。
“お前が俺よりも翔子のことをよく分かってる奴なら、お前に翔子やるよ。”
“奇跡のタイミング”の男にそう伝たらこんな返事が返ってきた。
その返事の仕方には少しだけ考えていた時、奇跡のタイミングの男は続けた。
「僕が新卒で入社をしてから出会った翔子さんしか知りませんが、今日あなたの隣に座っている翔子さんは僕が知るいつもの翔子さんではありません。
それくらいなら分かりますよ、僕。」
その返事を聞き、その意味が1つしかないと判断出来た。
だって俺の隣にいるのはいつもと変わらない“翔子”だから。
中身が結子なだけで、いつもと何も変わりがない“翔子”。
それなのに奇跡のタイミングの男はこう言ってきた。
それだけで分かった。
あの竜さんとオババせんぱいの1番の奇跡のタイミングであるこの男も分かっている。
この2人が入れ替わっていると分かっている。
「一夜がこのタイミングで現れたからな、永家の“家”から文句が出ないくらい綺麗にお姫様達を奪いにいくか。」
結子の婚約者として、そして翔子の好きな相手として現れた男は“タイミング”だった。
竜さんとオババせんぱいの奇跡の“タイミング”の天使。
酔っ払った竜さんと俺の父さんが大声で話していたエピソード。
オババせんぱいとした、たった1度のそういうこと。
それも途中で切り上げたにも関わらずそのタイミングを逃さなかった奇跡の天使。
“お前が俺よりも翔子のことをよく分かってる奴なら、お前に翔子やるよ。”
“奇跡のタイミング”の男にそう伝たらこんな返事が返ってきた。
その返事の仕方には少しだけ考えていた時、奇跡のタイミングの男は続けた。
「僕が新卒で入社をしてから出会った翔子さんしか知りませんが、今日あなたの隣に座っている翔子さんは僕が知るいつもの翔子さんではありません。
それくらいなら分かりますよ、僕。」
その返事を聞き、その意味が1つしかないと判断出来た。
だって俺の隣にいるのはいつもと変わらない“翔子”だから。
中身が結子なだけで、いつもと何も変わりがない“翔子”。
それなのに奇跡のタイミングの男はこう言ってきた。
それだけで分かった。
あの竜さんとオババせんぱいの1番の奇跡のタイミングであるこの男も分かっている。
この2人が入れ替わっていると分かっている。
「一夜がこのタイミングで現れたからな、永家の“家”から文句が出ないくらい綺麗にお姫様達を奪いにいくか。」
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