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4月
永家不動産の近くにあるカフェの喫煙所、そこで一夜から少し離れた位置でタバコを吸う。
そして他の客が喫煙所を出たタイミングで俺は口を開いた。
「結子になってる翔子とやれる?」
「何をですか?」
「男女のそういうこと。」
「セックスですか・・・?」
「だな。」
俺が短く答えると一夜はめちゃくちゃ悩んだ顔になり・・・
「それは厳しいですね。
どこをどう見ても結子さんなんですよね、入れ替わっていたとしても。」
その言葉に俺も深く頷いた。
「俺も俺も。
翔子になってる結子も翔子にしか見えない。」
「翔子さんになってる結子さんともセックスするんですか?」
「こればっかりは強行手段を取ることにする。
あの2人のお姫様は手強すぎるから俺達が普通に戦うだけじゃ勝ち目はない。」
「まだ1ヶ月ちょっとありますし、諦めるのは早くないですか?」
そう聞かれてそれには苦笑いになる。
「ワガママを言わせないといけないからな、あの2人に。」
「ワガママですか?」
「灰色どころか真っ黒のワガママを。
あの2人の相手として、俺と一夜を交換させるワガママを言わせないといけない。
灰色どころか真っ黒だろ、あの2人にとっては。
入れ替わっていることを俺達が気付いているとあの2人は知らない。」
永家不動産の近くにあるカフェの喫煙所、そこで一夜から少し離れた位置でタバコを吸う。
そして他の客が喫煙所を出たタイミングで俺は口を開いた。
「結子になってる翔子とやれる?」
「何をですか?」
「男女のそういうこと。」
「セックスですか・・・?」
「だな。」
俺が短く答えると一夜はめちゃくちゃ悩んだ顔になり・・・
「それは厳しいですね。
どこをどう見ても結子さんなんですよね、入れ替わっていたとしても。」
その言葉に俺も深く頷いた。
「俺も俺も。
翔子になってる結子も翔子にしか見えない。」
「翔子さんになってる結子さんともセックスするんですか?」
「こればっかりは強行手段を取ることにする。
あの2人のお姫様は手強すぎるから俺達が普通に戦うだけじゃ勝ち目はない。」
「まだ1ヶ月ちょっとありますし、諦めるのは早くないですか?」
そう聞かれてそれには苦笑いになる。
「ワガママを言わせないといけないからな、あの2人に。」
「ワガママですか?」
「灰色どころか真っ黒のワガママを。
あの2人の相手として、俺と一夜を交換させるワガママを言わせないといけない。
灰色どころか真っ黒だろ、あの2人にとっては。
入れ替わっていることを俺達が気付いているとあの2人は知らない。」
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