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それから商店街の中心にある雪枝の実家である酒屋さん、その隣にある駿君の実家であるお米屋さんの前に。
「「お帰り、ユズ。」」
雪枝と駿君が声を合わせてそう言ってくれ、それに増田君がまた大きく頷いた。
「「それと結婚おめでとう!!」」
「「ありがとう。」」
初めて増田君と私の声が重なりそれには嬉しくなって増田君を見上げると、増田君も優しい笑顔で私のことを見下ろしてくれた。
「ビッッックリしたから、この前駿から聞いた時!!
結子は多分婚約者とじゃなくてユズと結婚するって!!
“嘘だ~”なんて信じてなかったけど、駿ってやっぱり凄くない!?」
「雪枝、やっと旦那さんである駿君のことをそんな風に言えるようになったんだ?」
「いやいや!!いつも喧嘩ばっかりだけどさ!!
ユズが結子のことをそういう好きに見えたことはなかったから、それは凄すぎ!!」
増田君と入籍してから初めて雪枝とも会うので、雪枝にはメッセージでしか報告が出来ていなかった。
雪枝はニヤニヤとした顔で私のことを見詰めてきて・・・
「結婚生活、その後どう?」
いつか私が雪枝に聞いたことがある言葉を雪枝から聞かれ、“幸せ!!”と即答したい気持ちにもなったけれど・・・
「まだ数日だし一緒にも暮らしてないし結婚式もまだだから、全然実感がないかな。」
そう素直に答えた。
「「お帰り、ユズ。」」
雪枝と駿君が声を合わせてそう言ってくれ、それに増田君がまた大きく頷いた。
「「それと結婚おめでとう!!」」
「「ありがとう。」」
初めて増田君と私の声が重なりそれには嬉しくなって増田君を見上げると、増田君も優しい笑顔で私のことを見下ろしてくれた。
「ビッッックリしたから、この前駿から聞いた時!!
結子は多分婚約者とじゃなくてユズと結婚するって!!
“嘘だ~”なんて信じてなかったけど、駿ってやっぱり凄くない!?」
「雪枝、やっと旦那さんである駿君のことをそんな風に言えるようになったんだ?」
「いやいや!!いつも喧嘩ばっかりだけどさ!!
ユズが結子のことをそういう好きに見えたことはなかったから、それは凄すぎ!!」
増田君と入籍してから初めて雪枝とも会うので、雪枝にはメッセージでしか報告が出来ていなかった。
雪枝はニヤニヤとした顔で私のことを見詰めてきて・・・
「結婚生活、その後どう?」
いつか私が雪枝に聞いたことがある言葉を雪枝から聞かれ、“幸せ!!”と即答したい気持ちにもなったけれど・・・
「まだ数日だし一緒にも暮らしてないし結婚式もまだだから、全然実感がないかな。」
そう素直に答えた。
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