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卒業式から3日後
明日は、シューと一緒に私の家に行き、これからもシューの家で一緒に住むと挨拶をする日。
シューからその話を聞いた時、私は嬉しくて泣いてしまった。
この穏やかで幸せな日が、1日でも長く続いて欲しかった・・・。
今日は、「明日頑張れるように、良いお肉買って帰る!」と仕事に行く時に言ってくれ、久しぶりのお肉に私は張り切ってジムに行った。
最近は、プールで歩くだけでなく少し泳いでもいる。
でもすぐに肩周りに筋肉がついてしまい、ゴツくならないための加減を調整中。
プールを終え、シューとお揃いのシャンプーやトリートメントで髪の毛を洗い、身体も洗う。
シューの匂いに包まれて、それだけで幸せな気持ちになれる。
ちゃんとスキンケアをし、ヘアオイルをつけドライヤーをする。
そして、今では手慣れた化粧をしていく。
軽く髪の毛をセットし、立ち上がる。
3月も下旬に入り、今日は上着もいらないくらい暖かい。
オフホワイトのロングワンピースに、ウエストの所にシルバーのベルトをしめた。
ネックレスもシルバーで大ぶりの物をつける。
「モデルなの?」
と、急に後ろに立った、怖そうな女の人に話し掛けられた。
「え!?まさか!!普通の会社員です、4月から!!」
その女性が驚きながら、「どこの会社なの?」と聞いてきて・・・
「スポーツ用品業界の、“KONDO”っていう会社で・・・。」
「そう、良い会社じゃない。
あそこの副社長とは知り合いなの。」
「そうですか・・・。」
「これ、渡しておく。」
「え!?」
女性から渡された名刺を慌てて受け取る。
「会社員に飽きたら、いつでも連絡して?」
そう言われて名刺を見てみると・・・
「シューの事務所・・・?」
「シュー?」
「あ!私、シューの知り合いで!
男の娘の、“shu-”の!!」
そう言うと、怖そうな女性はもっと怖そうな顔になった。
「“shu-”の・・・?あなた、名前は?」
睨むような目で私を見詰め、私の目の中にある何かを覗き込もうとされる・・・
思わず、後退りしてしまいそうになり、グッと堪える。
“泣かない、笑え、笑え”
姿勢を正す、呼吸を整え、女性の目を見返す。
「青田です。青田、夏生。」
「夏生・・・」
怖そうな女性は驚きながら、私の名前を繰り返した。
そして、ニヤリと、不適な笑みを浮かべる・・・。
「そう・・・そうなの・・・。」
明日は、シューと一緒に私の家に行き、これからもシューの家で一緒に住むと挨拶をする日。
シューからその話を聞いた時、私は嬉しくて泣いてしまった。
この穏やかで幸せな日が、1日でも長く続いて欲しかった・・・。
今日は、「明日頑張れるように、良いお肉買って帰る!」と仕事に行く時に言ってくれ、久しぶりのお肉に私は張り切ってジムに行った。
最近は、プールで歩くだけでなく少し泳いでもいる。
でもすぐに肩周りに筋肉がついてしまい、ゴツくならないための加減を調整中。
プールを終え、シューとお揃いのシャンプーやトリートメントで髪の毛を洗い、身体も洗う。
シューの匂いに包まれて、それだけで幸せな気持ちになれる。
ちゃんとスキンケアをし、ヘアオイルをつけドライヤーをする。
そして、今では手慣れた化粧をしていく。
軽く髪の毛をセットし、立ち上がる。
3月も下旬に入り、今日は上着もいらないくらい暖かい。
オフホワイトのロングワンピースに、ウエストの所にシルバーのベルトをしめた。
ネックレスもシルバーで大ぶりの物をつける。
「モデルなの?」
と、急に後ろに立った、怖そうな女の人に話し掛けられた。
「え!?まさか!!普通の会社員です、4月から!!」
その女性が驚きながら、「どこの会社なの?」と聞いてきて・・・
「スポーツ用品業界の、“KONDO”っていう会社で・・・。」
「そう、良い会社じゃない。
あそこの副社長とは知り合いなの。」
「そうですか・・・。」
「これ、渡しておく。」
「え!?」
女性から渡された名刺を慌てて受け取る。
「会社員に飽きたら、いつでも連絡して?」
そう言われて名刺を見てみると・・・
「シューの事務所・・・?」
「シュー?」
「あ!私、シューの知り合いで!
男の娘の、“shu-”の!!」
そう言うと、怖そうな女性はもっと怖そうな顔になった。
「“shu-”の・・・?あなた、名前は?」
睨むような目で私を見詰め、私の目の中にある何かを覗き込もうとされる・・・
思わず、後退りしてしまいそうになり、グッと堪える。
“泣かない、笑え、笑え”
姿勢を正す、呼吸を整え、女性の目を見返す。
「青田です。青田、夏生。」
「夏生・・・」
怖そうな女性は驚きながら、私の名前を繰り返した。
そして、ニヤリと、不適な笑みを浮かべる・・・。
「そう・・・そうなの・・・。」
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