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夏生は、目に浮かべた沢山の涙を流した。
夏生が泣いている所を、初めて見る・・・。
「夏生・・・」
俺まで苦しくなり、夏生を優しく抱き締める。
「シュー、私ね・・・」
「うん。」
夏生が何か俺に伝えようとしている。
それだけは分かった。
そして・・・
「私、好きな人がいるの。」
「・・・え。」
まさか、まさか・・・
「私、好きな人がいるの・・・。」
「うん・・・。」
再会してから約1年半、何度も抱き締め合った身体、俺の男の部分に触れる手や口、優しく重ねた唇・・・
「私・・・」
重ねていた俺の手を、夏生はもう片方の手でギュウッと握る。
「お嫁さんに」「大好き」
そう、何度も、何度も、言ってくれた・・・。
夏生の手の上に、俺ももう片方の手を重ね力を入れる。
夏生・・・
夏生・・・
「今日、その好きな人の、結婚式だった・・・。」
夏生が泣いている所を、初めて見る・・・。
「夏生・・・」
俺まで苦しくなり、夏生を優しく抱き締める。
「シュー、私ね・・・」
「うん。」
夏生が何か俺に伝えようとしている。
それだけは分かった。
そして・・・
「私、好きな人がいるの。」
「・・・え。」
まさか、まさか・・・
「私、好きな人がいるの・・・。」
「うん・・・。」
再会してから約1年半、何度も抱き締め合った身体、俺の男の部分に触れる手や口、優しく重ねた唇・・・
「私・・・」
重ねていた俺の手を、夏生はもう片方の手でギュウッと握る。
「お嫁さんに」「大好き」
そう、何度も、何度も、言ってくれた・・・。
夏生の手の上に、俺ももう片方の手を重ね力を入れる。
夏生・・・
夏生・・・
「今日、その好きな人の、結婚式だった・・・。」
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