130 / 271
4
4-48
しおりを挟む
「女の子に・・・?」
夏生の言葉に、俺は驚く。
でも、真っ赤な顔で、目に涙を浮かべながら、必死に俺に伝えた夏生が、小さく頷く。
「いいの・・・?」
夏生が、今度は大きく頷く。
抱き締め合った身体・・・
俺の男の部分に触れる手や口・・・
優しく重ねた唇・・・
「お嫁さんに」と、「大好き」と、何度も言ってくれた・・・
意味は、なかったのかもしれない。
でも、“全く”意味がなかったわけではなかった・・・。
少しだけでも、ほんの少しだけでも、俺は夏生にとって、“特別”にはなれていた・・・。
その事実が、嬉しい。
夏生に笑いかける。
握り締めた夏生の、俺の大好きな大きな手に、俺の女みたいな手を乗せる。
「夏生・・・」
夏生に、触れられる・・・。
こんな形になってしまったけど、そんなことはもうどうでもよかった。
夏生と再会してからは、誰ともそういうことはしていない。
久しぶりだけど、ちゃんと上手く出来るかな・・・。
興奮と、そんな不安もありながら、俺はゆっくり夏生に近付く。
夏生は真っ赤な顔で俺を見ながら、不安な顔で口を開き・・・
「私に、可愛い女の子になる方法を教えて欲しい。」
夏生の言葉に、俺の動きは止まった。
「シューなら出来るでしょ?」
ソファーの前にあるローテーブル。
そこに置いてある最新の雑誌を夏生が見た。
俺が、“shu-”が載っている雑誌。
化粧をバッチリして、アイドルみたいな女の子の格好をしている、俺の姿・・・。
夏生が、また俺に視線を戻す。
「シューなら、出来るでしょ?
私を、可愛い女の子に・・・。」
夏生の言葉に、俺は驚く。
でも、真っ赤な顔で、目に涙を浮かべながら、必死に俺に伝えた夏生が、小さく頷く。
「いいの・・・?」
夏生が、今度は大きく頷く。
抱き締め合った身体・・・
俺の男の部分に触れる手や口・・・
優しく重ねた唇・・・
「お嫁さんに」と、「大好き」と、何度も言ってくれた・・・
意味は、なかったのかもしれない。
でも、“全く”意味がなかったわけではなかった・・・。
少しだけでも、ほんの少しだけでも、俺は夏生にとって、“特別”にはなれていた・・・。
その事実が、嬉しい。
夏生に笑いかける。
握り締めた夏生の、俺の大好きな大きな手に、俺の女みたいな手を乗せる。
「夏生・・・」
夏生に、触れられる・・・。
こんな形になってしまったけど、そんなことはもうどうでもよかった。
夏生と再会してからは、誰ともそういうことはしていない。
久しぶりだけど、ちゃんと上手く出来るかな・・・。
興奮と、そんな不安もありながら、俺はゆっくり夏生に近付く。
夏生は真っ赤な顔で俺を見ながら、不安な顔で口を開き・・・
「私に、可愛い女の子になる方法を教えて欲しい。」
夏生の言葉に、俺の動きは止まった。
「シューなら出来るでしょ?」
ソファーの前にあるローテーブル。
そこに置いてある最新の雑誌を夏生が見た。
俺が、“shu-”が載っている雑誌。
化粧をバッチリして、アイドルみたいな女の子の格好をしている、俺の姿・・・。
夏生が、また俺に視線を戻す。
「シューなら、出来るでしょ?
私を、可愛い女の子に・・・。」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
14
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる