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「社内みんな知ってるけどさ、付き合ってなかったって本当なの?」
「そうですね。」
「社長が朝礼で訂正してたけど、セフレもしばらくいないって言ってたし・・・。」
「あの日の朝礼面白かったですよね!」
「社長も柳川さんも両思いだったって話だけど、付き合ってなかったのに・・・どうやって結婚になったの?」
「“俺のこと嫌いじゃないだろ?”って聞かれたので、“好き”って答えたら、“俺も俺も!!”って。
お互いに恋愛苦手なので、結婚になりました。」
そう答えると、女の人達がまたお互いに顔を見合せた。
「柳川さん、恋愛苦手って何?
あんなに男のこと夢中にさせるのに。」
「言い訳みたいになりますけど、私は人との距離の取り方が1つしかないんです。
1つしか知らないし、出来ません。」
飲むように食べていたカレーライス。
その最後の一口を口に入れ・・・飲んだ。
「“ガンガン近付く”っていう距離しか、私は知らないし出来ません。
私、リアルの中で生きていない人間だったので。
ゲームの中でしか、生きてこなかった人間なので。」
「そうですね。」
「社長が朝礼で訂正してたけど、セフレもしばらくいないって言ってたし・・・。」
「あの日の朝礼面白かったですよね!」
「社長も柳川さんも両思いだったって話だけど、付き合ってなかったのに・・・どうやって結婚になったの?」
「“俺のこと嫌いじゃないだろ?”って聞かれたので、“好き”って答えたら、“俺も俺も!!”って。
お互いに恋愛苦手なので、結婚になりました。」
そう答えると、女の人達がまたお互いに顔を見合せた。
「柳川さん、恋愛苦手って何?
あんなに男のこと夢中にさせるのに。」
「言い訳みたいになりますけど、私は人との距離の取り方が1つしかないんです。
1つしか知らないし、出来ません。」
飲むように食べていたカレーライス。
その最後の一口を口に入れ・・・飲んだ。
「“ガンガン近付く”っていう距離しか、私は知らないし出来ません。
私、リアルの中で生きていない人間だったので。
ゲームの中でしか、生きてこなかった人間なので。」
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