84 / 206
4
4-8
しおりを挟む
「そんなの昔からじゃん。」
「俺、バカだからな。
二葉がいなければ、俺はゲームセンターから家にも帰れない。
ゲームセンターでもお金をいくら入れていいのかも分からねー。」
そんなことを言いながら、仁が小さな声で笑った。
それに、私も笑う。
「仁はコミュニケーションのスキルが1番高いからね。
運動神経のスキルも高いし。」
「典型的なバカだよな。」
「羨ましい。
私は友達もいないし、運動も出来ない。」
「二葉は勉強出来るじゃねーか。
それに、ゲームも。」
「そんなの出来ても、リアルでは生きられない。
リアルで生きていけるのは、仁の方。」
「ガキの頃はな。
でも、こんなんじゃ・・・俺はどんな大人になるんだろうな。
どんな大人になれるんだろうな。」
今日は、珍しく落ちているらしい。
こんなに落ちているのも珍しい。
「私も、仁なんでしょ?
付き合えることには、私が付き合う。」
「うん・・・。」
「交換条件で、仁もだよ?
仁が付き合えることは、仁が付き合ってよ?」
「俺と“いち”みたいだな。
俺達もよく交換条件してる。」
「知ってる。私ともしてよ。」
「二葉には付き合って貰ってばっかりで、俺が付き合えることなんてあるのか分からねーけど。」
「俺、バカだからな。
二葉がいなければ、俺はゲームセンターから家にも帰れない。
ゲームセンターでもお金をいくら入れていいのかも分からねー。」
そんなことを言いながら、仁が小さな声で笑った。
それに、私も笑う。
「仁はコミュニケーションのスキルが1番高いからね。
運動神経のスキルも高いし。」
「典型的なバカだよな。」
「羨ましい。
私は友達もいないし、運動も出来ない。」
「二葉は勉強出来るじゃねーか。
それに、ゲームも。」
「そんなの出来ても、リアルでは生きられない。
リアルで生きていけるのは、仁の方。」
「ガキの頃はな。
でも、こんなんじゃ・・・俺はどんな大人になるんだろうな。
どんな大人になれるんだろうな。」
今日は、珍しく落ちているらしい。
こんなに落ちているのも珍しい。
「私も、仁なんでしょ?
付き合えることには、私が付き合う。」
「うん・・・。」
「交換条件で、仁もだよ?
仁が付き合えることは、仁が付き合ってよ?」
「俺と“いち”みたいだな。
俺達もよく交換条件してる。」
「知ってる。私ともしてよ。」
「二葉には付き合って貰ってばっかりで、俺が付き合えることなんてあるのか分からねーけど。」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
23
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる