上 下
122 / 206
4

4-46

しおりを挟む
歓迎会から家に帰ると、珍しくお父さんがいた。
お父さんとお母さんがリビングで楽しそうに話している。



「ただいま・・・。」



「お~!二葉、お帰り!!
仁君の会社、どうだ?」



「いいんじゃない?
みんな凄い良さそうだし。」



お父さんと話していると、インターフォンが鳴った。
部屋に戻ろうとすると、お母さんが私に声を掛ける。



「二葉!仁ちゃん来たよ?」



「・・・ごめん。今日疲れちゃったから。
帰ってもらうようお母さんから言って?」



「会社始まったばっかりで歓迎会だったしね?
これから毎日会社で会えるから寂しくないか!」




お母さんが楽しそうに笑いながら、パタパタと玄関まで走っていった。
その音を聞きながら、私は部屋に向かった。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

小さなうさぎ

児童書・童話 / 完結 24h.ポイント:2,044pt お気に入り:1

修羅と丹若 (アクションホラー)

キャラ文芸 / 連載中 24h.ポイント:213pt お気に入り:3

君じゃない?!~繰り返し断罪される私はもう貴族位を捨てるから~

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:18,880pt お気に入り:2,025

音のしない部屋〜怪談・不思議系短編集

ホラー / 連載中 24h.ポイント:639pt お気に入り:3

愛の鐘を鳴らすのは

恋愛 / 完結 24h.ポイント:5,190pt お気に入り:1,469

ざまぁ対象の悪役令嬢は穏やかな日常を所望します

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:14,647pt お気に入り:9,138

短編集(SF・不思議・現代・ミステリ・その他)

ライト文芸 / 連載中 24h.ポイント:255pt お気に入り:1

処理中です...