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「ピンク色の鮫ね。」
小町さんがコロコロと笑いながら私を見てくる。
そんな小町さんに笑い返しながら、私はまた口を開く。
鋭い歯ではなくて、甘く噛み付く。
「でも、大学1年生の時・・・。
就職出来なかった真理姉が収入を得られるようにする為、そして、可愛くて美味しい真理姉のことをある人に見せてやる為、そこからは初めて潜った。」
「初めて?」
「うん、もっと深くまで・・・。
もっと深く、速く・・・速く、速く、泳いで・・・噛み付いて離さない為。」
「・・・真理姉に噛み付くわけではないでしょ?」
「うん、違う。」
即答し、小町さんをしっかりと見る。
この目にはカメラがしっかりと回っているから。
この瞬間にも、カメラが回っているから。
そして、答えた。
「ネットの世界で、私の動画に手を出してきた人の腕に・・・噛み付いて、離さない為に。」
小町さんがコロコロと笑いながら私を見てくる。
そんな小町さんに笑い返しながら、私はまた口を開く。
鋭い歯ではなくて、甘く噛み付く。
「でも、大学1年生の時・・・。
就職出来なかった真理姉が収入を得られるようにする為、そして、可愛くて美味しい真理姉のことをある人に見せてやる為、そこからは初めて潜った。」
「初めて?」
「うん、もっと深くまで・・・。
もっと深く、速く・・・速く、速く、泳いで・・・噛み付いて離さない為。」
「・・・真理姉に噛み付くわけではないでしょ?」
「うん、違う。」
即答し、小町さんをしっかりと見る。
この目にはカメラがしっかりと回っているから。
この瞬間にも、カメラが回っているから。
そして、答えた。
「ネットの世界で、私の動画に手を出してきた人の腕に・・・噛み付いて、離さない為に。」
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