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お兄ちゃんの言葉に、私の怒りはどんどん増していく。
「彼氏なんていらないの!!
そんなの私はいらない!!」
「・・・お前、それ何なんだよ?
“お兄ちゃん”だけど“彼氏”でいいだろ。」
「嫌だ・・・!!
そこに彼氏はいらないの!!
“お兄ちゃん”だけでいいの!!
私は“お兄ちゃん”と“妹”で結婚したいの!!」
私がそう叫ぶと、お兄ちゃんは呆れた顔で私のことを見下ろす。
「それ、豊のこと本当に好きなのかよ?
家族として好きなのと男として好きなのはまた別だろ。
“お兄ちゃん”として好きなだけなら、それは家族としての好きだろ。」
「違う!!そうじゃないの・・・!!
そういうことじゃないの・・・!!
何で分かってくれないの・・・!?」
「“お兄ちゃん”としても“男”としても好きなら分かるけどな。
“お兄ちゃん”限定で好きなのに結婚したいとか、小さな子どもが“お父さんのことが好きだから結婚したい”って言ってるようにしか見えねーよ。」
お兄ちゃんがそんなことを言い出して・・・
全然違うのに、そんなことを言い出して・・・
「うちは特殊な家族だからな。
理子の家族は俺しかいねーし、お前に1番優しくて好きでいてくれる異性の“お兄ちゃん”が“お兄ちゃん”として好きなだけじゃねーの?
“男”として好きなのはまた別だろ。」
「違う・・・!!全然違う・・・!!
何で誰も分かってくれないの!?」
「分かるわけねーだろ。
だから豊だってお前と最後までは絶対にしないんだろ?
いつかお前に“男”として好きな奴が出来るだろうから。」
「彼氏なんていらないの!!
そんなの私はいらない!!」
「・・・お前、それ何なんだよ?
“お兄ちゃん”だけど“彼氏”でいいだろ。」
「嫌だ・・・!!
そこに彼氏はいらないの!!
“お兄ちゃん”だけでいいの!!
私は“お兄ちゃん”と“妹”で結婚したいの!!」
私がそう叫ぶと、お兄ちゃんは呆れた顔で私のことを見下ろす。
「それ、豊のこと本当に好きなのかよ?
家族として好きなのと男として好きなのはまた別だろ。
“お兄ちゃん”として好きなだけなら、それは家族としての好きだろ。」
「違う!!そうじゃないの・・・!!
そういうことじゃないの・・・!!
何で分かってくれないの・・・!?」
「“お兄ちゃん”としても“男”としても好きなら分かるけどな。
“お兄ちゃん”限定で好きなのに結婚したいとか、小さな子どもが“お父さんのことが好きだから結婚したい”って言ってるようにしか見えねーよ。」
お兄ちゃんがそんなことを言い出して・・・
全然違うのに、そんなことを言い出して・・・
「うちは特殊な家族だからな。
理子の家族は俺しかいねーし、お前に1番優しくて好きでいてくれる異性の“お兄ちゃん”が“お兄ちゃん”として好きなだけじゃねーの?
“男”として好きなのはまた別だろ。」
「違う・・・!!全然違う・・・!!
何で誰も分かってくれないの!?」
「分かるわけねーだろ。
だから豊だってお前と最後までは絶対にしないんだろ?
いつかお前に“男”として好きな奴が出来るだろうから。」
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