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「お兄ちゃん・・・!!!
最悪・・・!!最悪!!最悪!!!!」
私は勢いよく立ち上がり、扉の所に立っているお兄ちゃんの胸を両手で何度も叩いた。
「今回はわざとじゃねーよ、悪かったな。
なんだ、やっと付き合ったのか。」
「彼氏と彼女なんかじゃないから付き合うとかないから!!
私はお兄ちゃんと妹で結婚するの!!」
「・・・お前、またそんなこと言って。」
お兄ちゃんは溜め息を吐きながら、“お兄ちゃん”の方を見た。
その視線を追って私もベッドの上にいる“お兄ちゃん”を見る。
そしたら・・・もうパジャマのズボンはちゃんと履かれていて・・・
お兄ちゃんは上を向きながら両手で顔をおさえていた・・・。
「来てくれてありがとう、鮫島君・・・。」
と・・・。
また、お兄ちゃんにお礼なんかを言う。
「ここまで誘惑されてるのに我慢出来てる豊のことは尊敬すらしてる。」
お兄ちゃんが真面目な声でそう言ってから、私のことをめちゃくちゃ怒っている顔で見下ろしてきた。
「理子、そろそろいい加減にしろよ。
お前に“女心が分かってない”とか何度も言われてるけどな、お前こそ豊のことをもっと分かってやれよ。
“お兄ちゃんお兄ちゃん”言ってねーで、ちゃんと彼氏にさせてやれよ。」
最悪・・・!!最悪!!最悪!!!!」
私は勢いよく立ち上がり、扉の所に立っているお兄ちゃんの胸を両手で何度も叩いた。
「今回はわざとじゃねーよ、悪かったな。
なんだ、やっと付き合ったのか。」
「彼氏と彼女なんかじゃないから付き合うとかないから!!
私はお兄ちゃんと妹で結婚するの!!」
「・・・お前、またそんなこと言って。」
お兄ちゃんは溜め息を吐きながら、“お兄ちゃん”の方を見た。
その視線を追って私もベッドの上にいる“お兄ちゃん”を見る。
そしたら・・・もうパジャマのズボンはちゃんと履かれていて・・・
お兄ちゃんは上を向きながら両手で顔をおさえていた・・・。
「来てくれてありがとう、鮫島君・・・。」
と・・・。
また、お兄ちゃんにお礼なんかを言う。
「ここまで誘惑されてるのに我慢出来てる豊のことは尊敬すらしてる。」
お兄ちゃんが真面目な声でそう言ってから、私のことをめちゃくちゃ怒っている顔で見下ろしてきた。
「理子、そろそろいい加減にしろよ。
お前に“女心が分かってない”とか何度も言われてるけどな、お前こそ豊のことをもっと分かってやれよ。
“お兄ちゃんお兄ちゃん”言ってねーで、ちゃんと彼氏にさせてやれよ。」
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