【完】お兄ちゃんは私を甘く戴く

Bu-cha

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今度はそのスキンケア用品の名称と画像を載せている所を、指先で叩いた。



「あ、それ覚えてる。
ドラッグストアで買ったんだよね。
口コミで“肌荒れが落ち着いた”ってよく載ってて、でも保湿力がないから1本使いきってやめたんだよね。」



「うん、そうだったね・・・。
この成分はニキビの原因となる餌にもなるから、それで肌荒れが落ち着く人もいると思う・・・。
この成分が入ってるスキンケア用品は、僕が調べた限りだと本当に少なかった・・・。」



僕が調べた限りのスキンケア用品、この成分が入っていないスキンケア用品一覧を指先で叩く。



お姉ちゃんの肌には合わない成分・・・。



グリセリンが入っていないスキンケア用品を・・・。



「ドラッグストア、あとはナチュラル系のコンビニにも置いてある・・・。
逆に高額になるようなスキンケア用品にはグリセリンフリーのスキンケア用品はほとんどない・・・。」



「うん・・・これほとんどドラッグストアで見たことがあるやつ・・・。
保湿力がないって口コミが多いから、乾燥肌の真理姉には試さなかった。」



「グリセリンフリーの乳液も保湿力が弱くなるみたいだね・・・。
あとはオイル・・・。
オイル系もグリセリンが入っていない物は結構あって・・・。」



「オイルね・・・。
真理姉、ニキビ出来ないかな・・・。」



「グリセリンに気を付けている人達が一定数いるみたいで、その人達の口コミでは肌にのせる順番でも変わるらしい・・・。
これはまた試行錯誤でやっていくしかないだろうね・・・。」



僕がそう言うと、りーちゃんは力強く頷いた。



「試行錯誤には慣れてる。
それで今までやってきたから。
手掛かりが何もない状態で、1つずつ試行錯誤してきたから。」



「うん、見たよ・・・。
頑張ったね・・・。
僕のお姉ちゃんの為に、僕のお姉ちゃんの恋を守る為に、りーちゃんも頑張ってくれてたんだね・・・。」



「まだ過去形じゃないよ。
これから、まだ続いていく。
私が続かせてみせてやる・・・。
真理姉は可愛いんだから・・・。
真理姉は美味しいんだから・・・。
いつか絶対に、真理姉が変われるように・・・。
私が絶対に、真理姉の恋を続かせてみせてやる・・・。」



そう言いながら、りーちゃんは僕が渡した分厚い資料を胸に抱き締めた。
泣きながら、抱き締めた・・・。



「お兄ちゃん、ありがとう。
大好きだよ・・・。」



泣きながらそう言って甘噛みをしてくるりーちゃんは、やっぱり可愛くて・・・。



頷いた僕に嬉しそうに笑ってくれるりーちゃんの笑顔が見られて、僕は追い求めてよかったと思えた・・・。
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