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そんなことを言われ・・・
そんなことを、言われて・・・
「そんなの、私に言わないでお母さんと渡に言ってよ・・・。
私にはどうしようも出来ないもん!!
私には無理だもん・・・!!」
そう泣きながら噛み付くと、“お兄ちゃん”は笑った。
優しく笑って・・・
ソッと、優しく・・・
私を抱き締めた・・・。
久しぶりに、私を抱き締めた・・・。
抱き締めてくれた・・・。
“お兄ちゃん”の匂いに、“お兄ちゃん”の温かさに、“お兄ちゃん”の優しい力に・・・
泣いた・・・。
声を出して・・・。
涙も鼻水もグジャグジャにして、泣いた・・・。
そんな私を“お兄ちゃん”が優しくポンポンッとしてくれる・・・。
私の背中を優しく、ポンポンッと叩いてくれる・・・。
その優しい振動を感じながらも泣いていると、お兄ちゃんが口を開いた・・・。
「心だけでもちゃんと“きょうだい”なら、僕もちゃんと“お兄ちゃん”になれるんじゃないかな・・・?
りーちゃんも、“妹”になれるんじゃないかな・・・?」
そんな・・・
私がさっき言ったようなことを言ってくる・・・。
事実婚の話をした時の、私の言葉を・・・。
お兄ちゃんが満足そうに笑った笑顔を思い出しながら、お兄ちゃんから誘導されたのだと分かって少し笑った。
「でも、“お兄ちゃん”の心は私とちゃんと“きょうだい”になりたがってない。
私の“お兄ちゃん”になるのは嫌だったでしょ?
それくらい私だって分かってた。」
私がそう言うと、“お兄ちゃん”は私を少し強く抱き締めてきた・・・。
「この前の僕達の親からの話、その時の動画を見てない・・・?
りーちゃんが出ていった後の、りーちゃんのお母さんの言葉は知らない・・・?」
「あんなの見るわけないじゃん・・・。
最悪な時間過ぎて、一生見ない・・・。」
「ごめん、てっきり見たのかと思ってた・・・。
僕がどうにかしようとしてるのは伝わってるかなと思って、少し安心してたよ・・・。
再生回数上がりそうな場面だし、りーちゃんだから使うかなとも思ってたし・・・。」
「あれは辛すぎるでしょ・・・。
一生見ることなんて出来ない・・・。
そんな酷いこと言わないでよ・・・。」
そんなことを、言われて・・・
「そんなの、私に言わないでお母さんと渡に言ってよ・・・。
私にはどうしようも出来ないもん!!
私には無理だもん・・・!!」
そう泣きながら噛み付くと、“お兄ちゃん”は笑った。
優しく笑って・・・
ソッと、優しく・・・
私を抱き締めた・・・。
久しぶりに、私を抱き締めた・・・。
抱き締めてくれた・・・。
“お兄ちゃん”の匂いに、“お兄ちゃん”の温かさに、“お兄ちゃん”の優しい力に・・・
泣いた・・・。
声を出して・・・。
涙も鼻水もグジャグジャにして、泣いた・・・。
そんな私を“お兄ちゃん”が優しくポンポンッとしてくれる・・・。
私の背中を優しく、ポンポンッと叩いてくれる・・・。
その優しい振動を感じながらも泣いていると、お兄ちゃんが口を開いた・・・。
「心だけでもちゃんと“きょうだい”なら、僕もちゃんと“お兄ちゃん”になれるんじゃないかな・・・?
りーちゃんも、“妹”になれるんじゃないかな・・・?」
そんな・・・
私がさっき言ったようなことを言ってくる・・・。
事実婚の話をした時の、私の言葉を・・・。
お兄ちゃんが満足そうに笑った笑顔を思い出しながら、お兄ちゃんから誘導されたのだと分かって少し笑った。
「でも、“お兄ちゃん”の心は私とちゃんと“きょうだい”になりたがってない。
私の“お兄ちゃん”になるのは嫌だったでしょ?
それくらい私だって分かってた。」
私がそう言うと、“お兄ちゃん”は私を少し強く抱き締めてきた・・・。
「この前の僕達の親からの話、その時の動画を見てない・・・?
りーちゃんが出ていった後の、りーちゃんのお母さんの言葉は知らない・・・?」
「あんなの見るわけないじゃん・・・。
最悪な時間過ぎて、一生見ない・・・。」
「ごめん、てっきり見たのかと思ってた・・・。
僕がどうにかしようとしてるのは伝わってるかなと思って、少し安心してたよ・・・。
再生回数上がりそうな場面だし、りーちゃんだから使うかなとも思ってたし・・・。」
「あれは辛すぎるでしょ・・・。
一生見ることなんて出来ない・・・。
そんな酷いこと言わないでよ・・・。」
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