【完】経理部の女王様が落ちた先には

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夏休み



実家に帰る前に寄った、電車の途中の駅にある百貨店。
そこの文房具売場で、鞄に入れていたスマホが震えた。




見てみると、1つ上のお姉ちゃんから。
メッセージを開くと、《今どこ？》と・・・




左手首にある普通の腕時計を見下ろすと、お姉ちゃんと約束していた時間を過ぎていた。




悩んでいた最後の1つを手に取り、レジへと急ぐ。




今年の夏休みは、お姉ちゃんと時期を合わせて、少し離れた距離にある実家に帰ることにした。





文房具売場で購入した物を大切に袋に入れ、旅行鞄に優しく詰め込んだ。