上 下
160 / 214
8

8-46

しおりを挟む
“女王様”のあの子が出ていった後、俺は笑うのを止められなかった。



そのまますぐに会議室を出て、副社長室へ勢いよく入った。



そんな俺を待ち構えていたかのように、副社長室の立派なデスクで従兄弟様が笑っている。




「ハメたな?」



「さあ~・・・なんのことだ?」



「あの子、ちゃんと待ってるだろ。」



「そうだったの?」





従兄弟様に聞かれた秘書は、「私もたまには間違えることがあるようです、申し訳ございませんでした。」とか言っている。





「でも、元気出ただろ?
直人にはあの子が1番だからな。」



そう、満足そうな顔で俺を見る。



「どうする?打ち合わせする?」



「しない、すぐ支社戻る!」



副社長室の扉をまた勢い良く出た。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

最低なふたり

BL / 完結 24h.ポイント:120pt お気に入り:23

Perverse

恋愛 / 完結 24h.ポイント:21pt お気に入り:363

【本編完結】敵国の王子は俺に惚れたらしい

BL / 完結 24h.ポイント:99pt お気に入り:3,044

上司と部下の溺愛事情。

恋愛 / 完結 24h.ポイント:71pt お気に入り:1,922

星の誓い〜異国の姫はアイスブルーの騎士に溺愛される〜

恋愛 / 完結 24h.ポイント:14pt お気に入り:589

デキナイ私たちの秘密な関係

恋愛 / 完結 24h.ポイント:92pt お気に入り:41

前世では番だったかもしれないけど…

恋愛 / 完結 24h.ポイント:14pt お気に入り:132

女は秘密の香りで獣になる

恋愛 / 完結 24h.ポイント:49pt お気に入り:324

同期ドクターの不埒な純愛ラプソディ。

恋愛 / 完結 24h.ポイント:28pt お気に入り:211

【完】初めてのベッドの上で珈琲を(カットページ掲載済2023.5.13)

恋愛 / 完結 24h.ポイント:14pt お気に入り:28

処理中です...